また明日。《6》

♯259 ページ9

寝なさいって言われても、眠れる自信が無い


陸くんから電話かかって来てるかも？いや、でも期待して何も無かったらそれはそれで……
まぁ、でも……来るわけないか……

ってグルグルいっぱい考えちゃって、ずっとスマホを触れなかった。一人で見るより、長谷川くんが一緒の時に何気に見た方がいいかな…って思って、意識せずなるべく無の状態で見た


A「えっ！！…………何？……怖い(笑)」


慎「ん？うわっ！やっべ！！(笑)」


壱馬くんから何度も着信があって、LINEも何通も来てた
あまりの着歴の多さに、笑ってしまった

その中にひっそり控え目に陸くんからの着信が2件とLINEが一通

陸くんが連絡をくれた…って事よりも壱馬くんからの鬼電の方にびっくりしてしまった


慎「壱馬さん…(苦笑)勝手な偏見で陸さんって甘々でデロデロで恋愛体質って思ってたけどさぁ、壱馬さんの方がすごいね？壱馬さんの愛、強すぎて胸焼けしそう(笑)」


A「胸焼け？確かに(笑)」


壱馬くん、どストレート過ぎるもんね…
壱馬くん、どうしてこんなに電話かけてきてるんだろ？


慎「……陸さんからは？連絡あった？」


A「……うん。会ってもう一度話したいってLINE来てる」


慎「そっか(笑)Aが辛くないなら話した方がいいよ。」


A「…私はね…………話しなんてどうでもいいの。陸くんと一緒にいたかったの。顔が見たいの。でもそれじゃダメって言うか……陸くんがそれも無理なんだって。だから、何も話すことなんて無いんだよ？こんな事になっても、まだ会いたいってどこかで思ってしまってる私って、本当にバカなんだろうね｣


慎「バカじゃん。バカだけどさ、恋愛ってみんなバカになるんだって。だからA、正解！(笑)」

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