また明日。《6》

♯282 ページ32

着いていくくらい、なんて事ないけど……


秋斗「……あっれー？陸くんじゃん！！……なぁあれ彼女！？」


A「違う……と思うけど」


秋斗「陸くん何かやらかしたの？え、修羅場？」


A「修羅……場かなぁ……どうなんだろ……あっくん後で明日の話しよ。忙しいからまた後でね」


祭さん、まだ泣いてる
これを見せつけるために来たんだろうなぁ……
口ではおめでとうとか言ってるけど、絶対思ってないよね


京介「秋斗ありがとな！手伝ってくれなかったらキツかった。Aちゃんもありがとね、もう上がっていいよ(笑)」


秋斗「よし、帰ろ。送ってく明日の事決めないと」


A「ちょっと待ってて。陸くんと話してくる」


まだ、話終わってないのかな……


A「……陸くん、バイト終わったよ。帰ろ？」


陸「あ……ごめん、先帰ってて。後で家行っていい？」


A「……まだ帰らないの？帰れないの？」


陸「……祭ちょっと待ってて｣


陸くんが私の手を引いて、店の外に出た


A「…………帰ろうよ……」


陸「ごめんね……ちゃんと報告したいんだ。じゃないと、後でめんどくさいでしょ？」


A「……報告って……付き合ってるって言うのが報告じゃないの？」


陸「そうだよ？それはもう言ったよ」


だったら、何をちゃんと報告するの？って言いたかったけど、今言ってもどうにもならないと思って飲み込んだ


A「……また後で聞かせて。先帰ってるねあっくんには私から報告しとくから」


陸「秋斗……言える？大丈夫？」


A「言えるよ大丈夫」

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