また明日。《6》

♯280 ページ30

A「今知ってるのまだ長谷川くんだけだからね。まだ言わないでね」


慎「分かった。よし！！帰って壱馬さんと闘ってくる(笑)｣


A「……ごめんね」


慎「……全然……(笑)……もし……何か辛いことがあったらなんでも聞くから。我慢すんなよ？」


A「……やだなぁ、最初からそんな事言わないでよ(笑)でも、ありがとね。長谷川くんしか言える人いないから、心強い。ありがと(笑)」


長谷川くんとの付き合い方も今まで通りって訳には行かないよね
唯一、相談出来る相手だったのにな……


夜、京介さんのお店に陸くんと祭さんが二人で来た
どうして？どうして二人で会ってるの？
“いらっしゃいませ”とか笑顔で言ってるけど、絶対目は笑えてないと思う


祭「聞いたよ〜。陸と付き合ってるんだってね。おめでと〜(笑)」


A「……ありがとうございます……」


祭「他の女なら嫌だけどAちゃんなら応援出来る。陸、ちゃんとしなよ？泣かせちゃダメだからね？」


陸「分かってるって(苦笑)大切にするよ絶対｣


祭「陸の言葉は薄っぺらいからねー(笑)あ、うちに置いてる荷物早く引き取ってよ？」


陸「荷物？」


祭「服とか脱いでそのまま帰ったでしょ。大量にあるよ」


陸「そうだっけ？まぁ、また取りに行く」


祭「私の荷物陸の部屋に残ってない？」


陸「祭の？何も無いと思うけどまた見とくよ」


A「…ご注文が決まりましたらお呼びください…(笑)」


祭「あ、はーい(笑)でね、陸……」


陸くん、祭さんに言ってくれたんだ……
でも、ちょっと思ってたのと違った

陸くんと祭さんを見て、大きくため息を吐いた

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