2 残念すぎる美人とよく言われる【呪術廻戦】

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「その世界、私になーんの得もなくない？非術師殺す=呪霊がこの世からいなくなる。私からしたら最悪の世界じゃん」









「それにさぁ」と私は棒付きサルミアッキを口に入れ、話を続ける。









「夏油の方について行ったら私殺されちゃうじゃん？やだよそんないつ殺されるかも分からないスリルを味わうのは。映画じゃないんだから。背後からバーンって頭ぶち抜かれるのとか怖すぎる」

「いつも命懸けで任務やってる人が何言ってるのさ」

「胃毎日キリキリ生活なんて絶対嫌だ。あと上のジジイども血眼になって探してるよ？いや〜そんなの見ちゃったらさぁ？」









あんなの見たらそう簡単に裏切れるわけない。裏切って夏油側に付いたらどうなっちゃうのか。想像するだけで鳥肌が立つ。









「でもまあ、夏油が離反した任務に私もついて行ってたらそのまま夏油側に付いてたかもね。こんな大事になるって知らなかったわけだし」

「そっか。じゃあ惜しかったわけだ」

「うん、そうだね。ドンマイ！私仲間に出来なくて残念だったね！」

「本当に残念だよ」

「あ、このこと他の人に言わないでよ？上に匿名で情報流したりしないでよ？約束だかんね」

「言わないよ、約束する」









「……多分」夏油は小さな声でそう言う。それを聞いた私は夏油の肩をグーで殴る。駄目だコイツ言うぞ、信用できねぇ。









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