2 残念すぎる美人とよく言われる【呪術廻戦】

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「術師だけの世界を作る。だからAにも手伝ってほしくてね」

「………あ"？」









ガリッと口の中にあるサルミアッキを噛み砕き夏油を見据える。









「オマエほんとにあの夏油傑か？人って短期間で変わるんだな、私感動した。…で？なんで私？」

「以前言ってたじゃないか『私は術師とか非術師とかどうでもいい』って」

「あー？言ったね、確か」









よく覚えてたな、そんなの。私はそう思いながらポケットから棒付きサルミアッキを取り出し口に入れる。









「それにAが呪術師やってるのは呪霊の研究をしたいからだろう？それって高専じゃなきゃ出来ないことかい？」

「おうおう、痛いところついてくるじゃん。でもさ夏油、オマエも聞いてたろ九十九さんが言ったこと。『術師からは呪霊は生まれない』…非術師が消えたら呪いは生まれないんだよ。オマエは術師だけの世界を作るって言ったね」








私はそう話を続けながら咥えてたサルミアッキで夏油を指す。そして目を見開き、こう言った。









「その世界さ、私になんの得があんの？」









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