萌云の運命 ページ10
萌云 side
今日は、朝から何?今までの撮影は、おまけ的感じだったから、写真を撮らせて欲しいとかもなかったのに。こうなる事、お兄ちゃんたちは知ってたのかな?知ってたんだよね?それなら、教えておいてよー。なんて、心の中で悪態をつく。
「お、来た来た」
「お待たせしました。本日より本格始動の萌云です」
って、お兄ちゃんがカメラの前で笑ってる。え?カメラ回ってる感じ?
「新たなスタート、おめでとう」
アツシさんにお花を渡される。
「え…。あ、ありがとうございます…?」
「ふは、どうして、疑問形なんだよ(笑)」
臣にいが思い切り笑ってる。というか、先輩さんたちも、みんな笑ってる。
「ま、立ち話もなんだし、取り敢えず、座ろ。萌云ちゃんは、真ん中で、両端はケイジとオミ。三 代 目は適当に座って(笑)」
「俺らの扱い、雑 ちゃいます?」
なんて、笑い声があちこちで巻き起こる。さっさと座ろうとするお兄ちゃんに、小さな声で質問する。
真ん中なの?って。
「はは、当たり前だろ。萌云を知ってもらうための番組なんだから」
「ん?」お兄ちゃんが大きな声で答えるから、テツヤさんが、反応して
「あ、萌云が真ん中なの?って聞いてくるから(笑)」
そう答えちゃった。カメラ回ってるんだよね?なにこの、自由な感じ。
「ほら、ここに座って」なんて、アツシさんに言われる。
仕方ないので、取り敢えず言われた真ん中の席に座る。ねー、居心地悪いんだけど…。
「居心地悪いとか、思ってるでしょ?(笑)」
「ちょっと、臣にい!!」お仕事中なのに、焦って普通に臣にいって言っちゃった…
「ふふ。そのままでいいよ。普段の萌云ちゃんを知ってもらうための番組だからね。ずっと、カメラは回ってるけど編集するし、何も気にしなくていいから」
って、タカヒロさんに言われたけど、そういう話はカメラが回ってない所でして欲しかった…。何の心づもりも、何をするかも分からないまま、突入した撮影に、不安でいっぱいになる。
そんな萌云の気持ちに気付いたのか、両方から手を握られる。2人のお兄ちゃんを代わる代わる見ると、飛び切りの笑顔で、大丈夫だよって。
そんな萌云たちを、優しい目で先輩さんたちが見てたなんて、余裕のないこの時の萌云は知らなかった。
「さて、まずは…」
ケンチさんの仕切りで、コーナーが始まった…みたい。この後の萌云の運命、どうなるの?
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mia(プロフ) - ユキさん» こんにちは。本当に、楽しみですね。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - みぃー姉さん» いつもありがとうございます。もう少しハラハラする時間が続きそうです。また、夜にでも続きを更新しますので、お待ちください。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 今日ベストアーティスト21時に三代目22時にEXILEなので新曲歌うから楽しみですね(〃艸〃) (2020年11月25日 10時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - miaさん、おはようです。早速、更新話を含めて読み返して読んじゃいました(*^^*)臣くんも啓司くんもハラハラですね。夢主ちゃんと早く再会出来るといいのですが(苦笑)これからどんな展開が待ち受けているのか私もモヤモヤしちゃってます(笑) (2020年11月25日 10時) (レス) id: e19288caf1 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 紅白、もう出ないんですかね。音楽番組に出てくれるのは嬉しいですよね。 (2020年11月23日 15時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mia | 作成日時:2020年6月10日 17時