我慢の限界 ページ48
ｹｲｼﾞ side
｢頼まれたんです…｣
力なくそう言った彼女。
｢とりあえず、萌云は何処にいるんだよ！！｣
ｵﾐが語気を荒らげる。
｢何処にいるかは知りません…。私はただ、1人になる時間と場所を教えただけです｣
｢教えただけって…その結果、どうなったか分かる？｣
｢…｣
ﾋﾛさんが、穏やかなﾄｰﾝで質問するけど黙ったままの彼女。
｢なー？君に萌云は何かしたのか？｣
我慢出来ずに、聞いてみる。
｢いえ、直接的には何も。ただ、彼は萌云さんのせいで、全てを無くしました。大騒ぎされ、悪者にされました。彼女がいい子ぶるから、余計に…｣
｢あ゛？いい子ぶる？｣
この言葉に、ｵﾐがｷﾚた。
｢いい子ぶってるじゃないですか。あんな風に答えたら、彼の印象が悪くなる…｣
｢さっきから言ってる彼って、萌云に怪我させて、事務所解雇された奴だよな？｣
｢彼は、ただ食事に誘っただけです。それなのに、ﾊﾞｶにされた。その結果、少しばかり怪我をさせたかもしれないけど、ドラマを降板させられただけじゃなく、事務所から解雇された｣
｢なー、食事に誘うだけならさ、女の子の腕掴んで、壁に追いやる必要ないよな？｣
｢え？｣
｢食事に行くことを断られたあいつは、力ずくでOKさせようとしたんだよ。俺らが駆けつけて俺の腕の中に収まった萌云は、泣いて、震えてたんだよ？あいつのﾏﾈｰｼﾞｬｰが必死で頭下げてるのに、あいつはまともに謝ろうとしなかった。だから、その事に萌云は怒ったんだよ。そしたら、椅子を投げつけた。これが真相だよ｣
｢そんなこと…｣
｢確かに萌云は、何も言わなかった。あんなに、怖い思いも痛い思いもしたのにね。なんなら、事件にする事だって、拒んだんだよ？｣
ｵﾐの言葉の後、ﾋﾛさんが言葉を繋げる。
｢でも、怪我をしたことで、隠し通せなくなったんだよ。別に食事に誘うのは自由だ。でも、相手は女の子だ。怖い思いさすのはﾙｰﾙ違反だと思うよ？そんなことをしておいて、謝罪出来ないのも、人として俺は最低だと思う。そしてまた、怖い思いをさせてる。君は、よく知りもしないで彼のそんな行動に加担したんだよ？君がもし、萌云ちゃんの立場なら同じ事が出来た？｣
そんな言葉を聞いた彼女は、ﾄｹﾞﾄｹﾞした雰囲気が抜けて、自分のした事の重大さに気付いたようだ。
｢もう一度聞くよ？萌云ちゃんは何処にいるんだ？｣
｢本当に知らないんです…｣
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mia(プロフ) - ユキさん» こんにちは。本当に、楽しみですね。 (2020年11月25日 17時) (
レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - みぃー姉さん» いつもありがとうございます。もう少しハラハラする時間が続きそうです。また、夜にでも続きを更新しますので、お待ちください。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 今日ベストアーティスト21時に三代目22時にEXILEなので新曲歌うから楽しみですね(〃艸〃) (2020年11月25日 10時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - miaさん、おはようです。早速、更新話を含めて読み返して読んじゃいました(*^^*)臣くんも啓司くんもハラハラですね。夢主ちゃんと早く再会出来るといいのですが(苦笑)これからどんな展開が待ち受けているのか私もモヤモヤしちゃってます(笑) (2020年11月25日 10時) (レス) id: e19288caf1 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 紅白、もう出ないんですかね。音楽番組に出てくれるのは嬉しいですよね。 (2020年11月23日 15時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mia | 作成日時：2020年6月10日 17時
