撮影開始 ページ34
オミ side
激痩せ事件の後から、兄ちゃんか俺との仕事しかしてなかった萌云に、イーガールズとの仕事が舞い込んだ。事務所絡みの雑誌で、撮影の拘束時間が短かった事もあり、その仕事を受けた萌云。いつもなら、どんな仕事内容だったのか、話してくれるのに、何度聞いても話してくれねーの。何か嫌な思いしたのかと気を揉んだりもしたけど、特に変わった事もなかったから、そこまで気にしなくてもいいのかも…なんて思いかけた頃、ドラマの撮影が始まった。
俺は自宅で個人医院を開いてる父さんと、そこを手伝う母さんとの間に産まれた。10歳になったある日、いつも通り、新聞を取りに行かされた俺は、籠に入った赤ちゃんを見つける。それが、俺と凛花(MEI)との出会いとなる。
〰20年後〰
俺は、父さんの下で町のお医者さんになるべく、修行している。あの日、置き去りにされた赤ん坊、凛花は色々な手続きの末、俺らの家族となった。そんな凛花も、20歳になり今は、薬学部に通っている。
夜診を終え、同じ敷地内にある自宅に帰ると、リビングのソファーに横たわる凛花の姿。
「こんな所で寝てたら、風邪ひくだろ」
「…。あ、おかえり…ナサイ」
ほわんとした動きに違和感を覚えた俺は、凛花のおでこに手を当てる。
「いつから、体調悪かった?」
「え?ベツニ…」
医者の俺らを誤魔化せるとでも思ってる訳?熱を測らせると、39℃超えてる。町医者の家庭で育ったくせに医者嫌いの凛花は、自ら病院に来ることはない。
「いつも言ってるよな?こんなになるまで放置するなって」
「ビョーイン キライ…」
「それは、凛花が悪いんだろ?注射嫌いな癖に、ここまで放置してるから、点滴になるんだろ?」
「クスリモキライ」
薬学部に通っている奴の言葉かよ…そんな事を話してる間に、父さんが点滴の準備を始める。
「テンテキイラナイ」
「昼飯食ってないだろ?点滴が嫌なら、少しでも何かを食うか、早めに受診すればいいだろ」
「ネタラナオル…」
「はいはい、諦めな?」
医者のおにいはきらい
点滴を打つ時に言われる言葉に、傷付く俺。医者じゃねーけど…萌云の口からきらいとか、マジで凹むから!!(←台詞だもん。萌云は臣にいの事、大好きだよby.萌云)
でもな?きらいって言いながら、俺の服をぎゅって握りしめてるところが、可愛いんだよ。監督もそこに気付いてて、萌云の芝居をべた褒めだったんだよなー。
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mia(プロフ) - ユキさん» こんにちは。本当に、楽しみですね。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - みぃー姉さん» いつもありがとうございます。もう少しハラハラする時間が続きそうです。また、夜にでも続きを更新しますので、お待ちください。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 今日ベストアーティスト21時に三代目22時にEXILEなので新曲歌うから楽しみですね(〃艸〃) (2020年11月25日 10時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - miaさん、おはようです。早速、更新話を含めて読み返して読んじゃいました(*^^*)臣くんも啓司くんもハラハラですね。夢主ちゃんと早く再会出来るといいのですが(苦笑)これからどんな展開が待ち受けているのか私もモヤモヤしちゃってます(笑) (2020年11月25日 10時) (レス) id: e19288caf1 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 紅白、もう出ないんですかね。音楽番組に出てくれるのは嬉しいですよね。 (2020年11月23日 15時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mia | 作成日時:2020年6月10日 17時