長い1日 ページ24
ｵﾐ side
別にﾉﾌﾞとﾉﾌﾞのﾏﾈに任せておいても良かったんだけど…心配で迎えに来てしまった。
撮影の邪魔をしないように、隅っこで事の成り行きを見守る。白衣姿のﾉﾌﾞと、ﾊﾟｼﾞｬﾏ姿の萌云。
いたずらっ子みたいに 好きなんでしょ？って言葉を掛ける萌云。その後 後悔しないように、生きて…と伏し目がちに話す萌云。一瞬にして表情を変える。
ｶｯﾄの声と共に萌云が不安気に監督を見る。OKの声に安心したかのふーと息を吐く。その後、俺を見つけた萌云が
｢お兄ちゃん｣
飛び切りの笑顔で俺の腕の中に飛び込んでくる(笑)。俺からの差し入れがあることを告げたｽﾀｯﾌさんにより、俺等は皆の視線を集める。
｢萌云がお世話になってます。演技経験がないので迷惑をおかけするかもですが、色々と教えてやってください｣
咄嗟にそんな言葉を発した俺に
｢いやいや、どのｼｰﾝも1発OKでしたよ｣っていう監督さんの言葉。思わず萌云の頭を撫でてやると、嬉しそうに微笑む。ふは、可愛い。俺の妹、可愛すぎる。口元が緩みそうな俺は、
｢ほら、着替えておいで？兄ちゃんも心配してるだろうし、帰ろう？｣
｢うん、着替えてくるー｣語尾に音符が見える(笑)
｢ｵﾐさん、萌云ちゃん本当に凄いです。彼女の世界に皆が引き込まれてて…｣
萌云が着替えに行ったあと、興奮気味にﾉﾌﾞが話しかけてくる。
｢ｱｲﾂは、色んなものを背負いながら生きてきた。きっと、人より感情の引き出しが多いんだろう｣
｢なるほど｣なんて、頷いてるﾉﾌﾞの横を、自分の話で周りが盛り上がってる事を知らない萌云が
｢お兄ちゃん、着替えた｣呑気に駆け寄ってくる。
｢よし、それなら帰ろう。ありがとね、ﾉﾌﾞ。明日もよろしくな｣
｢はい。お疲れ様です。萌云ちゃん、明日も宜しくね｣
｢う、明日…｣
どうしてそうなる(笑)。
｢萌云？｣
｢ん？｣
｢明日も、頑張らないとな(笑)｣
｢んー、今日だけでいっぱいいっぱい。明日の事なんて、考えられないよー｣
あはは(笑)。思わず笑ってしまったのは俺だけじゃなくて、そこに残って居た皆が吹き出した。
｢考えなくてもいいから、明日ね？｣
もう一度、ﾉﾌﾞに念を押された萌云は、小さな声で
｢お願いします｣って(笑)。
こうして、萌云の初日が終わった。
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mia(プロフ) - ユキさん» こんにちは。本当に、楽しみですね。 (2020年11月25日 17時) (
レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - みぃー姉さん» いつもありがとうございます。もう少しハラハラする時間が続きそうです。また、夜にでも続きを更新しますので、お待ちください。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 今日ベストアーティスト21時に三代目22時にEXILEなので新曲歌うから楽しみですね(〃艸〃) (2020年11月25日 10時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - miaさん、おはようです。早速、更新話を含めて読み返して読んじゃいました(*^^*)臣くんも啓司くんもハラハラですね。夢主ちゃんと早く再会出来るといいのですが(苦笑)これからどんな展開が待ち受けているのか私もモヤモヤしちゃってます(笑) (2020年11月25日 10時) (レス) id: e19288caf1 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 紅白、もう出ないんですかね。音楽番組に出てくれるのは嬉しいですよね。 (2020年11月23日 15時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mia | 作成日時：2020年6月10日 17時
