ｸﾗﾝｸｲﾝの朝 ページ20
萌云 side
あっという間に撮影が始まる日になってしまった。お迎えの車は、ｽｽﾞｷさんと同じ車らしい。お兄ちゃんも臣にいも居ない車は、初めてでいつも以上に朝から緊張していた。
萌云のせいで、お迎え時間が早くなるのは申し訳ないから、最初に萌云の所に来てもらってから、ｽｽﾞｷさんのお家に寄って貰うことになっている。
そんなこんなで、もうすぐ ｽｽﾞｷさんが乗ってくる。
｢あ、おはようございます｣
｢おはよ。久しぶりだね。ちゃんと寝れた？｣なんて、爽やかに挨拶される。
｢なんとか…｣
車に2人っきり。いや、ｽｽﾞｷさんのﾏﾈｰｼﾞｬｰさんがいるから、2人っきりではないけど、早く着いて欲しい…なんて思ってしまう。でも、着いてしまったら、それは撮影が始まるということ…それはそれで…そんな事を考えていた。
｢萌云ちゃん？｣
不意にｽｽﾞｷさんに呼ばれる。
｢はい？？｣
｢凄い緊張してる？｣
勿論、物凄く緊張してますとも。頷くだけでいっぱいいっぱいの萌云を見て、一段と優しい笑顔になったｽｽﾞｷさん。
｢これ、萌云ちゃんなんでしょ？｣
そう言ったｽｽﾞｷさんの手には、ｼﾞｪﾈさんのCDが握られていた。
｢この時の監督さんが、今回の監督さんなんだよ。1日仕事をしてみて、いつか一緒にしたいって思ったって言ってたよ｣
あの時の監督さん…か。そう思って貰えるのは光栄だけど…。
｢凄く綺麗に泣くんだって言うから、俺も見てみたけど、本当に凄いじゃん。そりゃ抜擢されるよね｣
いや、あの時はなんて言うか…感情が理解しやすいじゃん？？落ち込んだり、懐かしい人に会ったりというのは、誰だって経験する事じゃん？？でも、今回は違う。
監督さんの、期待値が無闇に上がってることを知って、余計に気が重くなった。
ｱｰｱ、ｶｴﾘﾀｲﾅ
｢いやいや、帰っちゃだめだよ(笑)｣
え？なに、この事務所の人達はｴｽﾊﾟｰさんばかりなの？
｢ふはは。心の声、漏れてたよ(笑)｣
なーんて、思い切り笑われた。恥ずかしいじゃん！！
本当に帰りたい…。
｢いや、本当に面白いね、萌云ちゃん(笑)｣
｢おもしろい…ですか？？いや、そんなつもりは全く…｣
｢ふは。着いたみたいだよ、ほら行こう｣
あの、そんな簡単に、行かないで下さい。全然心の準備出来てないんですけど…？
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mia(プロフ) - ユキさん» こんにちは。本当に、楽しみですね。 (2020年11月25日 17時) (
レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - みぃー姉さん» いつもありがとうございます。もう少しハラハラする時間が続きそうです。また、夜にでも続きを更新しますので、お待ちください。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 今日ベストアーティスト21時に三代目22時にEXILEなので新曲歌うから楽しみですね(〃艸〃) (2020年11月25日 10時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - miaさん、おはようです。早速、更新話を含めて読み返して読んじゃいました(*^^*)臣くんも啓司くんもハラハラですね。夢主ちゃんと早く再会出来るといいのですが(苦笑)これからどんな展開が待ち受けているのか私もモヤモヤしちゃってます(笑) (2020年11月25日 10時) (レス) id: e19288caf1 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 紅白、もう出ないんですかね。音楽番組に出てくれるのは嬉しいですよね。 (2020年11月23日 15時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mia | 作成日時：2020年6月10日 17時
