ｹｲｼﾞの誤算 ページ12
ｹｲｼﾞ side
「ﾃﾚﾋﾞで見るお兄ちゃんたちは、ﾌｧﾝの方のｹｲｼﾞさんで、ｵﾐさんだから…」
「ははは、よく言ってるよね。萌云のお兄ちゃんだもんって」
ﾃﾂﾔが楽しそうに話してて
「ﾃﾂﾔさん！！ばらしちゃﾀﾞﾒです」って、真っ赤な顔して、萌云が慌ててる(笑)。俺もｵﾐも、ﾆﾔﾆﾔしてしまう。
「ほらそこ、ﾆﾔﾆﾔしない(笑)」なんて、ｹﾝﾁに突っ込まれたけど、仕方ねーだろ。こんな可愛いﾔｷﾓﾁ妬いちゃう萌云の話聞いて、ﾆﾔﾆﾔしないやつなんていねーわ。
その後も色んな話を暴露しあって(笑)、そろそろ終盤。
「萌云ちゃんは、どんな仕事がしたいの？」
「どんなお仕事？正直、どんな仕事が出来るのか全く分かってないです。ﾊﾟﾌｫｰﾏｰとｳﾞｫｰｶﾙのお兄ちゃんがいても、踊る事も、歌う事もﾌﾟﾛとしてはまだまだだし、お芝居もした事ないですし…。だから、今はまだ勉強中です」
「こんな風に謙遜してますけど、この子凄く器用なんですよね。どんな形で皆さんの前に登場するのか俺らもまだ、分かりませんが乞うご期待」
「ｹﾝﾁさん、ﾊｰﾄﾞﾙ上げないでくださいよー」
そんな萌云の叫び声で、撮影は終了した。終わったと同時に、萌云は深く息を吐き机に突っ伏した。そっと頭を撫でてやると、ﾁﾗｯと俺を見て
「お兄ちゃんの、意地悪」って。
「ん？何が？」
「このお仕事のこと、知ってたんでしょ？教えてくれなかった…」
「ふは。そんな事かよ。じゃあ、知ってたら緊張しなかった？知らなくても、ちゃんと受け答え出来てたじゃん(笑)」
「…」
「それに、ありのままの萌云ちゃんをみんなに見せたいから、言うなって言われてたんだよ」
そんな、種明かしをしても、ご機嫌斜めな萌云。
「萌云？」
反対側からｵﾐが、耳元で
「みんな揃ってるよ？お土産あげないの？」って囁いた。
「んもー、耳元で囁くのはやめてー」
囁かれるのに弱い萌云は、叫びながらも、むくっと起き上がり、お土産の袋を取りに行くのだろう。部屋を出ていった。その後ろ姿を追うように、ｵﾐも部屋から出ていく。
「きっとさ、これ放送されたら、騒がれるんだろうね。ﾌｧﾝ急増だ」
不意にｹﾝﾁがそんな言葉を投げかけてくる。
「あ？」
「分かっててこの仕事に就くこと後押ししたんじゃねーのかよ(笑)」
ちげー…よ。ただ傍に置いておきたかっただけで、そんな事、考えてなかった。
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mia(プロフ) - ユキさん» こんにちは。本当に、楽しみですね。 (2020年11月25日 17時) (
レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - みぃー姉さん» いつもありがとうございます。もう少しハラハラする時間が続きそうです。また、夜にでも続きを更新しますので、お待ちください。 (2020年11月25日 17時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 今日ベストアーティスト21時に三代目22時にEXILEなので新曲歌うから楽しみですね(〃艸〃) (2020年11月25日 10時) (レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
みぃー姉(プロフ) - miaさん、おはようです。早速、更新話を含めて読み返して読んじゃいました(*^^*)臣くんも啓司くんもハラハラですね。夢主ちゃんと早く再会出来るといいのですが(苦笑)これからどんな展開が待ち受けているのか私もモヤモヤしちゃってます(笑) (2020年11月25日 10時) (レス) id: e19288caf1 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 紅白、もう出ないんですかね。音楽番組に出てくれるのは嬉しいですよね。 (2020年11月23日 15時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mia | 作成日時：2020年6月10日 17時
