恋と愛 ページ18
オミ side
ヴォイトレの部屋にはどう行くの?だの、俺らとコラボはしなくて大丈夫だの…挙句の果て1人で歌う?なんて言われて片言になってるし。何だろうね、笑いを提供してくれる。
「じゃー、オミと萌云ちゃんでこれいこっか」
半ば強引にピアノが始まる。
え?ってなりながらも、反応して歌えちゃう萌云。何この適応能力。
「いきなり、恋と愛はむりーーー」
終わった途端叫んでる(笑)。
「いきなりじゃなかったら良いのかよ(笑)」
兄ちゃんの的確な突っ込み(笑)
「それも無理!!三 代 目さんのは難しいんだもん」
「いや、さらっと歌ったよね?」
「こんなの、カラオケレベルじゃん。萌云より上手く歌える人なんてたーーぁくさんいるよ?」
「上手なことは勿論大事なんだけどね?音が喧嘩しないってのが大事なんだよ。主張し過ぎると耳障りな音になるから」
「もし、耳障りじゃないなら、臣にいが凄いからですよ」
「でも、ちゃんと萌云ちゃんの世界も出来てる」
「褒めすぎですよ?そんなに褒めて貰っても何も出ませんよ?」
いや…何かが欲しくて、褒めた訳じゃないだろ?(笑)
「ははは。何もいらないから、リュウジと歌って?」
「え?萌云じゃ、足手まといだからリュウジさんと臣にいで…」
「萌云が聴きたいだけだろ(笑)」
「じゃあ、お兄ちゃんと!!」
「いや、俺パフォーマーだわ(笑)」
味気も素っ気もない時間が、萌云がいるだけで柔らかくなるし、笑いに包まれる。
「オミだけじゃなくて、俺とも歌ってね?」
なんて、リュウジに言われて
「臣にいと歌った方が絶対心地良いのに」
って答えてるけど、先生が強引に演奏を始めるとすっとスイッチが入って歌ってしまう。
「はーー。難しすぎるんだってばーー。」
ふは。
「良くこの世界観を歌えるよね」
「ん?世界観?」
「もう二度と逢わない方がいいとかさ、切なすぎる。さよならを決めて前に進んだとして後悔しないのかな…」
「うーん。どうだろうね。後悔はするかもしれないけど、それでも時間をかけて答えを正解にするしかないだろうね」
「正解にする…か。ま、萌云には恋も愛も、よく分からないや」
「そんな事言ってさ、萌云も今までに好きになった人くらいいるだろ?」
兄ちゃん問いに、
「いなーい。気がついたら、かっこいい人たちに囲まれていたからね」
なんて、笑ってる。
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ユキ(プロフ) - miaさん» 昨日Youtubeで啓司さん自宅でチキン南蛮を作ってましたけど美味しそうですね(〃艸〃) (2020年6月7日 14時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» そうなんですよね。楽しみが増えました。 (2020年5月30日 19時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 本当ですね。楽しい時間でした。 (2020年5月30日 19時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 秘密戦士ラブパトリーナ啓司さん長官役選ばれたから楽しみですね(* ´ ▽ ` *) (2020年5月28日 9時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» モニタリングとzipは見ましたメンバー久しぶりに見れて良かったですね(* ´ ▽ ` *) (2020年5月26日 10時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mia | 作成日時:2019年9月7日 19時