明日は決戦日 ページ11
オミ side
兄ちゃんに冷たくあしらわれた希愛は、部屋に篭ってしまった。もぉ、何かを考えていたんだろうけど知らないよ?希愛が泣いてんじゃね?そんな風に 俺が言うと、急に焦りだした兄ちゃん(笑)。
急いで、希愛の部屋に行った兄ちゃんは、部屋の隅で 三角座りしてる希愛に、とびきり優しい声で話しかける。目に涙をいっぱい溜めてる希愛を、抱きしめながら、話をする兄ちゃんに、ごめんなさいと小さく言う希愛。
ここからが本題。
「で、何があった?」
兄ちゃんが、質問すると
「こんな事になるなんて、思わなかった…。本当の事だし…」
「本当のこと?」
「新人の癖に、エグザイルさん・三 代 目さんにチヤホヤされてるって」
「は?チヤホヤとは違うだろ?」
「傍から見たらそう見えるんじゃない?」
「納得したのかよ?だとしても、痣になるような事したり、切りつけたりするのは違うだろ?」
「切りつけられてないよ。ナイフが見えて庇ったら切れちゃった…ダケダシ」
「希愛?それってね?立派なハンザイなんだよ?せめてその時にどうして言わなかった?」
「たまたま…」
切れちゃっただけだなんて、どれだけお人好しなんだよ。
「で、それは誰に言われたの?今回の事もその子なの?」
「言ったら、その子はどうなるの?」
「ん?どうって、その子次第だろ」
なぁ、希愛?怪我させられたんだぞ?庇ってる場合じゃねーだろ。
「希愛?お前、震えてたよな?医務室にいる時も車の中も…」
「頭 打ってたらいけないからってヒロさんの言葉に急に怖くなった…」
「それだけの事をその子はしたんだよ?」
怒り気味の俺の言葉の後に、優しく話す兄ちゃん。
「もし、希愛が見過ごしたら、その子の行為はどんどんエスカレートする可能性もある。ダメな事はダメって教えてあげるのも優しさだよ?」
やっと口を開いた希愛。
やっぱりな…
希愛を、兄ちゃんが抱きしめてるから、俺がひとまず、ヒロさんに連絡する。
明日は来れそうか?
自称父さんのヒロさんは、待ちわびていたのか、すぐに返事がきた。
大丈夫です
それなら、時間連絡するから3人で来て?
分かりました。
連絡を終えた俺の目に入ってきたのは、兄ちゃんの腕の中で、ウトウトしてる希愛だった。
「希愛?眠いなら、寝な?」
「ねむく…ない」
嘘つけ(笑)
明日は決戦日。
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ユキ(プロフ) - miaさん» 昨日Youtubeで啓司さん自宅でチキン南蛮を作ってましたけど美味しそうですね(〃艸〃) (2020年6月7日 14時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» そうなんですよね。楽しみが増えました。 (2020年5月30日 19時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 本当ですね。楽しい時間でした。 (2020年5月30日 19時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 秘密戦士ラブパトリーナ啓司さん長官役選ばれたから楽しみですね(* ´ ▽ ` *) (2020年5月28日 9時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» モニタリングとzipは見ましたメンバー久しぶりに見れて良かったですね(* ´ ▽ ` *) (2020年5月26日 10時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mia | 作成日時:2019年9月7日 19時