【まほみち】うちの子まとめ【やまざき】 (ページ24)

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「いつか僕のことを見てくれるって、信じてるよ。あいしてる、君を初めて見た時から。ずっと君は、僕のお姫様だった」

「ずっと、好きなんだ…………」

【その他備考】
愛の熱を宿す青年。愛称は「フィル」。
皙鹿寮に幼馴染がいる。彼女と一緒にいる事が多く、積極的に世話を焼いている。これが食べたい？全部あげるよ。歩くのが疲れた？なら運ぶよ。世話焼きを通り越したそれは最早使用人のよう。周りから見ればかなり不釣り合いであろう。明らかにただの幼馴染ではないのに本人にその自覚は無い。また、幼少期の頃から長い長い片思いをしている。その感情は減るどころか募っていくばかりで、とうとう彼女以外の女性に対して可愛いや愛おしいといった感覚を抱かないレベルになった。過激な一途。いっそ執念すら感じる。
自分のものだ、自分だけの特別だ、と感じたものに大して異常な執着を抱くタイプ。
重たい恋情に比例するように非常に嫉妬深い。いつも表面上は彼女の隣で微笑み、苦言など一言も言わないような男であるが本当は少し男と触れ合ったりするだけで内心めちゃくちゃに嫉妬に狂っている。もしそれを知る機会があれば、よくもまあその顔の下に隠しておけるものだと言われるだろう。フィル自身もそんな自分を気持ち悪いと思っており、頻繁に自己嫌悪に陥る。情けない男である。

美術部では主に風景画を描いており、中々上手い。だがフィルはそれが無個性に感じるそうだ。人物のスケッチは滅多にしないが、以前とある生徒がフィルのノートを覗くとそこには1人の少女が精巧に描かれていたという。記憶力だけで描きあげたとでもいうのだろうか……。

赤面症。少しの弾みですぐあがってしまったり、顔が赤くなってしまう事を大変気にしているし見られるのを恐れる。

些細な変化に気がついてくれるよく出来た男。前髪だったり化粧だったりネイルだったり。フィルは「僕なんかに言われても嬉しくないかも…」と思っているが、彼は顔が美しいのでまず喜んでくれる人の方が多いだろう。実際フィルに淡い片思いを抱く生徒もいるかもしれない…。なお興味が無い上に鈍いため全く気が付かれない。悲しい。

蒼梟寮の生徒はまず当てはまる項目だろうが、今日に至るまで無遅刻無欠席を貫いている。このまま卒業まで行くつもり。授業態度や学力も滞りなく、並外れた才はないながらも十分優等生と言える。器用貧乏のきらいがある。