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2話 独占したい気持ち ページ6




 インターホンの音がしてオレは玄関(げんかん)に向かう。

 アレから2日後、9月3日水曜日。白髪青眼(はくはつあおめ)から会いに行くから。という連絡(れんらく)が無いままアイツと会う日を(むか)える。

 今日会いに来るって連絡があったらアイツと(はち)合わせする。ハッキリ言ってオレは連絡が無い事に安堵(あんど)していた。

 アイツは呪詛師で呪術高専に追われている身らしいから、呪術高専関係者らしい白髪青眼(はくはつあおめ)に出会えば一触即発(いっしょくそくはつ)しかねない。

 そう思いながら、オレは(かぎ)を開ける。


「? どうかしたかい?」

 いつもなら鍵を開けて家の中の自分の部屋で2度寝をするのに、見つめて立っているからだろう。そう(たず)ねられた。

(つい)に白髪青眼に見つかった」

 ソイツが細い目を見開いて、動きを止める。













 『遂に白髪青眼に見つかった』。その言葉に鈍器(どんき)(なぐ)られたかのような衝撃(しょうげき)が走った。

「安心しろ。今日はいないし来ない。気配なら九尾が(わか)るから近くにはいない」

「……高専に行くのかい」

 やっとの思いで私はそう(たず)ねる。


「いや、悪いようにしないから任せてとか言われて、たまに見に来るだけで()んだわ」

一応(いちおう)アンタと鉢合わせしないように来る時は連絡するように言っといた。そう浅上さんが口にする。


(くわ)しく話す前に入れば」

 そう言い残してリビングの方に戻って行く浅上さん。

 私は混乱する中洗面所(せんめんじょ)に入る。手洗(てあら)いをして、洗面所に置いてある私がいつも使っている紙コップでうがいをする。

(かべ)にかかっているタオルを借りて手を()き、リビングに行く。

(すで)に浅上さんはテーブルの奥側(おくがわ)のイスに座っていた。

 私はテーブルの手前側のイスを引いて座る。



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設定タグ:夏油傑 , 呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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葵梗花(プロフ) - 夢女子で何が悪い!!(迫真)さん» わー!!!かなちむコメントありがとう!!!そう言って貰えてめっちゃ嬉しいっす!!!ま、毎秒!?さすがにそれは無理でしょ(笑)でもとりあえずこれから更に更新してくるよ!!!コメントマジ感謝!!!ありがとう!!! (2021年2月8日 0時) (レス) id: cb33e3045d (このIDを非表示/違反報告)
夢女子で何が悪い!!(迫真)(プロフ) - こんにちはかなちむだよ。夢主ちゃんと夏油さんが話してるところが大好きでもっとみたいから毎秒更新よろしくね() (2021年2月7日 23時) (レス) id: 88080828c9 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 名前なしさん» そう仰ってくれたおかげで自信を無くしてる場合じゃないなと思えました!本当にありがとうございます。少しずつ、無理のない程度に書いて更新していこうと思いますので、これからもどうぞよろしくお願い致します! (2021年1月22日 20時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 名前なしさん» コメント、また励ましの言葉ありがとうございます(泣)同じ設定があったとしても私にしか書けないと思う、その言葉にとても救われました。ありがとうございます。全然偉そうじゃないです!!本当にありがとうございます!嬉しい限りです。少し自信が戻ってきました! (2021年1月22日 20時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
名前なし - 夏油さんと主人公の絶妙な掛け合いは同じ設定のものがあったとしてもあなたしか書けないとも思うので、自信もってください!!偉そうにすいません。無理ない程度に更新を待ってます! (2021年1月22日 19時) (レス) id: f9a4e0b019 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜胆叶華 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2021年1月18日 0時

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