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(この前
悪霊の気配を図書館の中に感じる。
気づいてるだろうソイツを手で制止する。
「手は出すな」
コレは、――オレの役目だから。
そう口にして軽く右手の人差し指と中指を立てて
「これは――結界だね」
「巫女の
そう言って、オレは木刀を出現させる。
「! 浅上さん、君――」
「何っ、急いでるんだけど!」
「あ、いや先に行ってくれ」
オレはその言葉に図書館に飛び
「大丈夫ですかっ」
「あ、ありがとうございます……!」
図書館の職員の人は子供を
「他にも人はっ」
「あ、あっちと2階に!」
「分かりました」
オレは指を指された1階の奥に向かう。一瞬で悪霊を祓うと2階に駆け上がった。
「もうすぐ治りますからね」
「すみません……っ、ありがとうございます……」
オレは2階にいた職員の方の右足の傷を治していた。
オレが顔を上げて階段の方向を見ると、ソイツが現れた。
(! 浅上さん、やっぱり君は――)
オレのしている事を見て、ソイツがある事に確信を持ったなんてオレは知らない。
そして、オレとソイツは
帰り道、ソイツが信じられない事を口走った。
「浅上さん…君は呪術が使えたんだね」
「……は?」
「浅上さんが木刀を出した時、呪力を感じたんだ。それにさっき非術師を治していただろう? あれは反転術式だよ」
「つまり?」
「浅上さんは呪術師って事になる」
「……まあ、やっぱりそうだったか
「心当たりがあったのかい?」
「霊力だけで武器を出現させたり、人の傷を治せるのかってずっと思ってはいた」
結界とか浄化するとかは霊力だろうけど、それで説明つかない事が出来たからな。とオレは話す。
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葵梗花(プロフ) - ゆゆさん» 意味があったんだなと思えました。本当にありがとうございます。最新の方暗い話で申し訳ないです(汗)でも仰る通りお互いを想い合っています。幸せな気持ちに出来ていたなら嬉しいです。素敵な作品だなんて本当に嬉しい限りです。コメント本当にありがとうございます! (2021年1月12日 14時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - ゆゆさん» コメント頂きまして心からありがとうございます。夏油傑推しなのですね!私も夏油傑推しです。お仲間に読んでいただけて嬉しいです。文章が読みやすいなんて言われたの初めてなので凄く嬉しくて舞い上がってます!それに面白いだなんて安心しました。一章書いた (2021年1月12日 14時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
葵梗花(プロフ) - 雪マカロンさん» コメント頂きまして心からありがとうございます!ご心配までありがとうございます(泣)嬉しいです(泣)面白いって励ましを頂けて安心しました。なら書き続けないといけないなと思えました!本当に励ましの言葉をありがとうございました! (2021年1月12日 14時) (レス) id: af0a567945 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 夏油傑推しです。文章がとても読みやすくて、とても面白いです!キャラクターの生い立ちによって暗い話になってしまいますが、それでもお互いを思い合ってる場面を見て幸せな気持ちになります。素敵な作品をありがとうございます! (2021年1月12日 0時) (レス) id: 3b71200b3c (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 面白いです!無理せず更新頑張ってください! (2021年1月11日 23時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)
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