Episode8 ページ8
「お疲れ様でした」と周りのみんなが帰っていく中、俺は1人黙々とパソコンに向かって資料訂正をしていた。
コトン…
「え?」
赤「神ちゃん、居残り?」
ふわっとコーヒーの匂いがして、顔を上げるとしげの姿が。
「うん、そうやけど……
しげ、帰ったんちゃうの?」
赤「帰ろうと思ったけど、神ちゃん残ってんの見えたから。」
「そう、やったんや。」
赤「てか、こんなにあんの?」
「うん。
俺がちゃんとしてなかったから。」
赤「……。」
「しげ?」
赤「あ、ごめん。
俺も手伝うわ!!!」
そう言って横に腰掛けて資料に手をつけようとしてた。
「しげ…いいよ。
俺やるから。」
赤「1人より2人の方が早く終わるやろ?」
「せやけど……」
赤「やろ?
だから手伝う!」
「あ、ありがとう…」
赤「よっしゃ、やろ!」
シャツの袖を捲って、半分の資料を素早く直していくしげ。
俺もと思って、黙々と2人で作業した。
「終わった〜」
赤「終わったなぁ〜」
「ほんまにありがとう、しげ!」
嬉しくて、微笑んでしげの方を見た。
赤「っ、おん!」
一瞬目を逸らされたけど、しげも微笑んで俺の方を見てくれた。
そのあと、俺はタクシーでしげは車でお互い家に帰った。
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しげかみ担 - 続きは書かないんですか? (2021年5月19日 22時) (レス) id: 09b1929736 (このIDを非表示/違反報告)
y - すごく楽しく読ませていただきました。更新頑張ってください。 (2018年12月16日 11時) (レス) id: ee60dac4c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - とても面白いです!更新頑張ってください! (2018年11月8日 23時) (レス) id: d435dba44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Jyanist7 | 作成日時:2018年11月2日 12時