Episode11 ページ11
赤
〜♪
始業のチャイムが鳴り、みんなが仕事をし出す。
俺の横の神ちゃんもそう。
カタカタカタ…
あ、やばい…分からへん。
神ちゃんに聞いても怒られへんかな〜。
トントン
肩を叩いてビックリされるのも嫌やから、持ってたボールペンで机を叩いた。
緑「…ん？」
「あ、ごめんな。
ちょっと分からへんところあって。」
緑「どこ〜？」
椅子をグッと近づけて、俺の方に来た神ちゃん。
あかん、触れてまう。
緑「んで、…ってしげ聞いてる？」
「え、あ、ごめ…」
緑「も〜。
もう1回言うからちゃんと聞いてやぁ？」
そう言って俺のパソコンのマウスに手をかけた神ちゃん。
俺は我慢出来なくなって、その手に自分の手を重ねた。
緑「し、しげ…？」
「ぅわ、ごめん！」
そしたら、神ちゃんが頬と耳を赤くして俺を見つめてきた。
緑「ううん、大丈夫。
続けるなぁ？」
「あ、できた！！！！」
緑「良かったぁ〜！」
「神ちゃん、ありがとう！」
嬉しくて、神ちゃんの手を握った。
緑「わ、///」
社「神山〜」
そんな空気を壊すかのように神ちゃんのことを呼んだ社長。
緑「あ、しげ。
ちょっと行ってくるな。」
そう言った神ちゃんの顔があまりにも悲しそうで。
「なぁ、神ちゃん。
なんでいつも社長に呼ばれてるん？」
緑「なんでもないんよ。
俺がちゃんとしてなかったから。」
前も聞いた言葉。
「そっか。」
俺はそう答えて、社長室へ向かう神ちゃんの後を追った。
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しげかみ担 - 続きは書かないんですか？ (2021年5月19日 22時) (
レス) id: 09b1929736 (このIDを非表示/違反報告)
y - すごく楽しく読ませていただきました。更新頑張ってください。 (2018年12月16日 11時) (レス) id: ee60dac4c8 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2018年11月8日 23時) (レス) id: d435dba44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jyanist7 | 作成日時：2018年11月2日 12時
