【JW】同居人はストーカーさん【橙】

8話 ページ8

【！ちょっと甘め！】

そのまま手を引かれ、2階に行く

"しげ"と可愛らしくデザインされた
ネイムプレートが掛かったドアの前に来て
部屋に入る。


「重岡くん…？」


重岡「やっと２人きりやな」


ドアを閉めて、怪しい笑顔を浮かべる

この時、やっぱりこの人達はストーカーなんだ
と、実感した。


ベッドの上に、優しく私を押し倒した。


重岡「傷付けたりせえへんけど、
俺達だって男やねん。あんまり油断しとると
狼に食われてまうで？可愛い兎ちゃん」


頬を撫でて、キスを落とした。


「っし、重岡く…!!」


首筋に顔を埋め、手に手を絡めてくる。


重岡「"しげ"でええ。」


いやそうじゃなくて。
吐息や唇が首筋に当たってゾクってする。

手を解いて、服に手をかけた時、
部屋のドアが勢い良く開く


重岡「あー、タイムオーバーや」


私の上で残念そうに笑った。


部屋のドアを開けたのは
鬼の形相をした神山くんだった。


神山「あんまりお触りせんとってな？って
言うたはずなんやけどな。」


重岡「A目の前にして
せぇへん訳ないやん。」


神山「そりゃ、そうやけど…」


いや認めるんかい


「…っ、」


赤くなった顔を冷ますため、2人を避けて
部屋を飛び出して、自分の部屋に入った。






神山「なん今の」


重岡「顔真っ赤やったな」


「「かわい……」」

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