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44話 ページ44

神山「…Aどこいったん」


重たい空気が流れる

すると、


藤井「…あ、居った」


そう言って流星はソファの方へ歩いていく


それについて行くように
俺らもソファの方へ行く


ソファを覗き込むと、
タオルを頭に掛けたまますやすやと
眠るAが居た。


寒そうに身震いするAをみて
皆は安堵の溜息を漏らした


中間「A、こんな所で寝たら風邪引くで」


顔に掛かったタオルをずらし、頬をつつく
眉を潜めて、ゆっくりと目を開ける


「はっ…!!寝ちゃった…!!」


ガバッと勢いよく起き上がり、
その反動で、Aの顔を覗き込んでいた
のんちゃんと頭をぶつけた。


小瀧「いっ、つ…!!」


「うっ…!!」


起き上がったけど、頭をぶつけたせいで
もう1度ソファに横たわる。

のんちゃんとAはぶつけたおでこを
痛そうに手で抑えてる。


中間「何してんねん…笑」


「うぅっ、ごめん、」


小瀧「A、どっか行ったかと思った」


頭をぶつけたからなのか、
安心したからなのか、のんちゃんの目には
うっすらと涙が浮かんでいた。


「え…?
私ずっと家に居たよ?」


頭に?を浮かべるAは、
まだおでこを痛そうにさすっている。


神山「ソファで寝とるの気付かんと、
Aが居らんってちょっとした騒ぎに
なっててん、笑」


「あ、そうなんだ」


今度は頭をぶつけないように、
ゆっくりと起き上がって、
涙目なのんちゃんの頭を撫でた。


小瀧「…A?」


「ごめんね?心配かけて…
ご飯、美味しかったよ、ありがとね」


のんちゃんは堪えきれなくなったのか、
そのままAに抱き着いた。


今日ばかりは許してやろうと皆笑って
2人を見守った。


中間「とりあえず、A頭どうにかし 笑」


濡れたまま寝たせいで、
頭がボサボサなA



俺の一言で、リビングは
皆の笑い声で包まれた。

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- アイドルだけど夢主に惚れちゃって誘拐したって事でいんですか? (2018年2月25日 13時) (レス) id: 0efc3643a8 (このIDを非表示/違反報告)
きりの あきな(プロフ) - ひょなさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月23日 16時) (レス) id: e6509d9367 (このIDを非表示/違反報告)
ひょな(プロフ) - はじめまして!!濱ちゃんがかっこよすぎます!!応援してます! (2018年2月23日 16時) (レス) id: d96fa57cf6 (このIDを非表示/違反報告)
きりの あきな(プロフ) - なーさん» ありがとうございます(*^^*)そう言って頂けて嬉しい限りです!頑張りますっ (2018年2月22日 22時) (レス) id: e6509d9367 (このIDを非表示/違反報告)
なー - はじめまして!とても面白くて一気読みしてしまいました!応援しています! (2018年2月22日 21時) (レス) id: 7f3bb28f71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりの あきな | 作成日時:2018年2月19日 1時

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