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4話 ページ4

眩しい日差しによって、私は目が覚めた。
頭が少し痛むけど、目がしっかり
覚めてきた頃には痛みは消えていた。


「…誰」


そして目の前に居るイケメン。

くりっ、とした大きな目が私を捉えると
満面の笑みを浮かべて、立ち上がって
部屋を出ていった。


寝かせていた身体をゆっくりと起こすと、
当然、掛かっていた布団が落ちる。


ここ何処?なんで私ここに居るの?と
記憶を探っていると、部屋のドアが開いた。


「おー、ほんまや!起きとる!」


ゾロゾロと部屋に入ってくる
さっきのイケメン含めた7人の男達。


ーあぁ、そっか、私誘拐されたのか。


意外と私は冷静だった。


「えぇ、と、とりあえず体調はどない?」


金髪に近い茶色の髪の毛、そして何よりも
唇が特徴的な男の人が問い掛けてくる。


「あ…平気、です…」


私がそう言うと、唇さんは安堵したように笑う


「急で吃驚しはったよな?ごめんなさい」


「いえ…あの、私誘拐されたんですよね」


つんつん頭で、7人の中で1番男らしく
大きな体をした人が、眉を八の字にして
頭を下げた。


誘拐した本人に謝られるのもなんか変な感じだ


「はい。
元々何ヶ月も前から僕達貴方をストーカー
してて…

でも、捕まえて何かしようとか
そんな事考えてなかって…」

そう、部屋に入ってきた時から悟っていた。
ストーカーは1人じゃなかったんだと。


「でも、あの日Aさんが
俺に話し掛けてくれはって、皆、貴方への
愛が深まってったんです。ほんだら、この前
職見つかるんかなーなんて言ってたから」


「それでチャンスだと思って拐ったんですね」


あまりにも申し訳なさそうに話すから
自分から言ってしまった。


そしてストーカー特有の
「当たり前のように私の名前知ってる」笑


「これ帰してくれない感じですよね?」


「はい、帰せませんね」


何故かここは堂々と言う
まぁそのつもりで拐ってるもんね。仕方ない。

「…とりあえず、自己紹介してもらっても…」


こほん、と1つ咳をすると唇さんが口を開く


中間「僕は、中間淳太と言います。
一応この7人の中で最年長で30です。」


「さ、30…!?み、見えない…」


桐山「次俺な?
桐山照史です、一応Aさんを見付けた
最初の人物です…笑」


「そうなんですか…」


つんつん頭の人は、桐山さんというらしい
一体どこで私を見たと言うんだ。
…まぁ、多分元バイト先のスーパーだろうな笑

そして、さっきのイケメンが元気に手を上げた。

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- アイドルだけど夢主に惚れちゃって誘拐したって事でいんですか? (2018年2月25日 13時) (レス) id: 0efc3643a8 (このIDを非表示/違反報告)
きりの あきな(プロフ) - ひょなさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月23日 16時) (レス) id: e6509d9367 (このIDを非表示/違反報告)
ひょな(プロフ) - はじめまして!!濱ちゃんがかっこよすぎます!!応援してます! (2018年2月23日 16時) (レス) id: d96fa57cf6 (このIDを非表示/違反報告)
きりの あきな(プロフ) - なーさん» ありがとうございます(*^^*)そう言って頂けて嬉しい限りです!頑張りますっ (2018年2月22日 22時) (レス) id: e6509d9367 (このIDを非表示/違反報告)
なー - はじめまして!とても面白くて一気読みしてしまいました!応援しています! (2018年2月22日 21時) (レス) id: 7f3bb28f71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりの あきな | 作成日時:2018年2月19日 1時

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