24話 ページ24
重岡「てかコイツ全然起きひんな」
ツン、とのんちゃんの頬をつつくしげ。
それに顔を歪ませるも全然起きない。
小瀧「んん…」
私のお腹の方に寝返りをうって、
頭をすりすりと擦り付けてくる
か、可愛い…!!
重岡「…A」
不意に呼ばれ、顔を向けると
不服そうにこっちを見ていたしげ。
どうしたの、と言いかけた時後頭部に
手が回り、顔を寄せられ、重なった唇。
「ん、っ」
すぐには離れず、そろそろ息が苦しく
なってきた時しげは唇を離した
重岡「息止めとったん？」
酸素を求める私を見て、楽しそうに笑う
重岡「かわい」
そう言ってまた近付いてくるしげの顔
もうすぐ重なるという所で
固い何かが私としげの間に挟まった
重岡「遅いお目覚めやん？」
小瀧「何してんねん」
私の口に伸びた手
間に挟まったのはのんちゃんの手だった。
のんちゃんは体を起こしてしげを睨む
重岡「わー怖い怖い」
小瀧「しげ…!!」
ピリピリムードの所ごめんなさい
「あっ…!!」
うっかり漏れてしまった声
これは不可抗力だと思う
何？と言わんばかりにこっちを見た2人
「足…しびれた」
のんちゃんが体を起こした隙に
足を崩した途端ビリッとなり、うっかり
声が漏れちゃったんです
そんな私を見て、ピリピリしていた空気が
無くなり、おろおろし出すのんちゃん
小瀧「ご、ごめんな、
足しんどかったやろ、大丈夫？」
「大丈夫大丈夫、大丈夫だから落ち着いて」
重岡「どっちの足ー？」
のんちゃんとは打って変わって
ウキウキなしげ。
教えたら絶対触ってくるやつ。
「絶対教えない」
小瀧「しげ、やめたれや」
重岡「ちぇー」
つまんなそうに畳んだブランケットを触る
慎重に足を崩して、しびれが取れるのを待つ
ゆっくり指を曲げたりしていく内に
痺れが取れていく
小瀧「ごめんな…」
「もう大丈夫だよ」
完全にへにゃり顔ののんちゃん
頭を撫でてあげると顔を赤くして俯いた
「よいしょ、神ちゃんの手伝いしてこよ」
ささっとブランケットを畳んで立ち上がる
ソファの上に置いて、キッチンに向かった
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燐 - アイドルだけど夢主に惚れちゃって誘拐したって事でいんですか？ (2018年2月25日 13時) (
レス) id: 0efc3643a8 (このIDを非表示/違反報告)
きりの あきな(プロフ) - ひょなさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月23日 16時) (レス) id: e6509d9367 (このIDを非表示/違反報告)
ひょな(プロフ) - はじめまして！！濱ちゃんがかっこよすぎます！！応援してます！ (2018年2月23日 16時) (レス) id: d96fa57cf6 (このIDを非表示/違反報告)
きりの あきな(プロフ) - なーさん» ありがとうございます(*^^*)そう言って頂けて嬉しい限りです！頑張りますっ (2018年2月22日 22時) (レス) id: e6509d9367 (このIDを非表示/違反報告)
なー - はじめまして！とても面白くて一気読みしてしまいました！応援しています！ (2018年2月22日 21時) (レス) id: 7f3bb28f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりの あきな | 作成日時：2018年2月19日 1時
