【JW】同居人はストーカーさん【橙】

1話 ページ1

26歳、独身。しかもフリーター
彼氏なんて高校生で出来た以来だし
職も安定してなくて、お先真っ暗とはまさに
この事だろうと、バイトの帰り道に考える。


そしてふと、ワンテンポズレて
私が奏でる靴の音と別に、もう１つの音が
少し後ろで聞こえてきた。


実は私、半月程ずっとストーカーに
合っています。


警察に相談すべきなんだろうけど、
このストーカーさん
私の家付近になると絶対ついてくるのを止めて
来た道を戻って行くのです。


家まではついてこないし、
現れるのはバイトの帰りだけだから
いいかなぁ…なんて呑気な事を考えて
過ごしていたら半月程経っていたって感じです


私なんかにストーカーが居るって
今でも半信半疑なんですけど

なんとなく、歩いていた足を止めて
じーっと何もすること無く立ち止まる

後ろにいるストーカーさんも私が歩き出すのを
じっと待っている。


「ねぇ、なんで私の事つけるの？」


振り向くこと無く、問い掛けると
パタパタパタ、と走るような音が聞こえ、
それはどんどん遠ざかっていった。


「びっくりさせちゃったのかな」


ストーカー相手にこんな事言うのもあれだけど
なんて、少し笑うと、止めていた足を
また再び動かす。




その日を境に、ストーカーさんは
現れなくなった。


ーー

ほぼほぼ思い付き小説ですので、
時折、辻褄が合わなくなったり
するかもしれません。。。

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