2人の距離(赤) (ページ8)

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時が過ぎるのは本当に早くて

もう三月

私は大阪を離れる

寂しい気持ちもあるけど

みんなから背中を押してもらってる気持ちのが大きい

私の胸元にはバレンタインにシゲからもらってネックレスが光ってる

俊「何時発？」

あ「15時。なんかありがとね2人とも」

俊「そんな最後の別れでもないんやから笑」

あ「いや、シゲのこととか」

俊「俺はなんもやっとらんよ笑」

伊「私は本当お世話したけどな！」

シゲはなんか準備がある！とか言って

かれこれ30分くらい2人と待たされてる

私の出発まであと1時間くらい

俊「ネックレス、可愛いやん」

あ「俊が選んでくれたんや！って言ってたよ笑」

伊「バレバレの嘘やな、ほんま笑」

めんどくさい事になりそうだから

一応学校で付き合ってることは言ってないけど

『男避け』とかいう理由でもらったシゲからのネックレスは

いつも忘れずに携帯してる

重「遅れてゴメーーーーーン！」

あ「遅いよ笑」

重「準備がぁぁぁぁあ！」

俊「はいはい笑じゃあごゆっくり」

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