2人の距離(赤) (ページ6)

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寒い１月だけど手から暖かさが伝わってくる

いつもより少し近い距離にいる

シゲが真剣な顔をしてるから

ドキドキが止まらない

重「おれも離れたないよ

ジャニーズ入ってな、俺すっごい楽しいねん

だけど一つ後悔してる事があって」

あ「後悔？」

重「ファン……いてくれてるやんな、こんな俺にも」

あ「ファン……」

重「俺を応援してくれてる人たちがおって

その人たちを裏切られへんねん

だからぁ～ん～アイドル頑張らな、あかんくって…

ホンマのこと言うと…うん…

その～お前のこと！俺も好きなんやけど！！

本当は行って欲しくないからそばに置いときたいんやけど！！！

ちょっとまってて欲しい」

予想にもしてなかった事を言われて思考が停止する

私がなにも言えずに目を泳がせてると

シゲは笑って続ける

重「ちょ、なんか言えや、はずかしっ笑」

驚きのあまりなにも言えないけど

そんな照れてるところをみて

あぁ好きだなってまた募る

重「俺も行くから、東京

デビューしたら行けんねん、東京まで

すぐお前に追いつくから…って何で泣いてん！？」

あ「ほんまアホやなぁ…追いつくの、私のほうやん…」

重「東京の先輩やろぉ？笑」

あ「そうだね笑」

重「ん～もうちょっとこうしときたいけど行くか、あいつらんとこ」

あ「そやね笑」

耳を少し赤くしてるシゲに手を引かれて

私たちは神社にゆっくり向かう

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