2人の距離(赤) (ページ42)

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シゲと喧嘩してから1ヶ月くらい

あれからほぼ会ってない

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私は小瀧を居酒屋に呼んだ

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小「ごめんなぁ～遅なって！」

あ「ううん、お疲れ様」

小「どーもどーも」

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とりあえず乾杯して

私はすぐに本題に入ろうとする

するといきなり『待って』と小瀧が言う

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小「ほんまさ、顔に出やすいねんA」

あ「えっ？」

小「ごめんなさい、やろ？」

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そんな顔に出てた…？

そう思ってると

前にいる小瀧はくすくす笑いだす

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小「もう顔見た瞬間分かったわ～、ほんまに女優か？笑」

あ「女優…だけど…」

小「ごめん、嘘(笑)」

あ「え、なにが？」

小「俺がシゲに勝てないの」

あ「…ずっとそう思ってたの？」

小「うん、ずーっと(笑)でも俺頑張ったんやで～？褒めてほしいわ(笑)」

あ「ごめんね…」

小「褒めてって言うてんのに(笑)」

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小瀧の笑ってるけど悲しい顔を見ると

どうしても”ごめんね“の言葉が出てくる

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小「ひとつ聞いてい？」

あ「なに？」

小「何でシゲなん？」

あ「…わかんない。分かんないけど好き…だから」

小「理屈無しかぁ～！ホンマ勝てへんわぁ笑」

あ「小瀧…ありがとう、好きになってくれて」

小「ははっ笑どういたしまして？笑あのさお願いなんやけど」

あ「ん？」

小「これからも飲み友達やってくれへん？…居らんねん、一緒に飲んでくれる飲み友達」

あ「うん笑もちろん笑」

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その時居酒屋の扉がガラッとあいて

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シゲが現れた

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