2人の距離(赤) (ページ17)

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重岡side

～Aと再会した日～

俊「………で？」

重「なんや」

俊「なんで2人公園におんねん」

そんなもん知るかぁ！

こっちだって見つけた瞬間心臓破裂するかと思うたわ！！

俊もうおるかなぁ？あれ、綺麗な人やなぁ？あれ？見たことあるなぁ？

ってなぁ！！！！！！

なんとなく瞬間的にA呼んでもうたわ！！

重「でもな、次に会う約束できた」

俊「おぉ、よかったなあ」

大阪に戻ったら必ず一回は俊に会う

そんで地元の話とAの話をたくさん聞いて帰る

ほんまは伊織とかも会いたいなぁとか思うんやけど

俺がAに対して音信不通になったんを

相当ツノ生やして怒ってるらしい

俊「なんかさ、俺心配やわ」

重「え？なにがあ？」

俊「何話すん？Aと。謝罪からか？」

……せやった

今日は勢いで話したからいいものの

今更何話したらいいん？

あの時はすいませんでした。って

言い訳？

まだ好きです。なんて…

通じないよな、絶対

俊「おれ嫌な予感しかせぇへんわ」

重「…どんな？」

俊「シゲが暗～い声で電話してきて次に伊織から無鉄砲な電話がきて頭を悩ませる俺が見える」

重「ちょっ、そういう事言うなやぁ…」

自分でいうのもおかしいんやけど

俺もその光景が見えますわ

重「えーーー！！俺何話したらええ！？」

俊「そんなもん分かるか笑」

重「俊ーーーー！助けてくれーー！」

俊「…とりあえずAが昔の記憶の事忘れたわけではないって肝に銘じる事」

重「……はい」

俊「あいつは嘘つくの上手いから、笑ってるように見えて泣いてるかもしれへん」

重「…うん」

俊「うまくいくかは分からんけど一歩進みたいならまた会う約束くらいしてこい」

重「えぇ…できるかあ？俺にぃー」

俊「あほか。やるしかないやろ」

重「はい」

失敗したくない

今度こそは

また

もう一度

君と両思いになれますか？

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