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和也side
力なく謙杜にもたれてたしゅんの反応が薄くなった。
「しゅんー？聞こえる？聞こえてたら手握って」
そう言うと微かに動く手。
…大丈夫。
ただ、触れた手が異常に冷たくて少し焦る。
低体温症ってやつ？
謙杜に声かけてやってってしゅんを託して持っていたスマホで調べてみたんやけど、暖めてとしか書いてへん。
「どないしよ、」
目の前で浅い呼吸をして苦しむしゅん。
「とりあえず、これ」
自分の服貸してやることくらいしか思いつかんくて、着ていたパーカーもしゅんにかけた。
「そしたらかずくんが寒いやん…！」
俺が貸したるって謙杜が服に手をかけるから、大丈夫ってやめさせた。
「謙杜まで風邪引いたら困るやろ？その優しさだけで十分やで」
「優しいのはかずくんやもん〜っ」
ひくひく泣き出してまう謙杜。
最悪な事態が頭をよぎる。
「大丈夫、大丈夫やからね」
さっきからこれしか言えんくて、きっと自分に言い聞かせているだけ。
少しでも温まったらなって思ってしゅんの手と謙杜の手、一緒に包み込んだ。
しゅんの手はもちろん、謙杜の手も結構冷たいな。
「うっ、」
しゅんがさっきよりも顔を歪ませて胸を抑え出した。
嘘やん… こんなとこで…。
「か、ずくんっ…」
「しゅんっ、しゅんっ、、、ひっ、はぁ、」
必死に助けを求めてくるしゅん。
そしてパニックになりだす謙杜。
もうわけがわからんかった。
助けてって呟いてもその声はどこかに消えていくだけ。
ここで俺がどうにかせんと2人は…？
俺が、、、
俺がしっかりせんと。
「しゅん、痛いな、もう少しで助けに来てくれるはずやから頑張ろうな？」
しゅんに聞こえてるのかさえ曖昧。
身体を抱き上げて楽な体制にしてやる。
「謙杜も大丈夫やから、ふーってゆっくり息しよな」
「ふっ、はぁ、、ふぅ、」
「そうそう、ゆっくりでええから」
多分に時間にしたら数分やったと思う。
そうやって2人に声をかけとったら、機械音と共にエレベーターが動き出した。
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まる(プロフ) - リクエストでなくて申し訳ありませんが、このお話大好きなんです！それぞれのキャラが大好きだし、展開も大好きだし、全部好きです！！完結してしまうのは悲しいですが、頑張ってください！って伝えたかっただけです笑 (返信不要です) (2021年5月5日 15時) (
レス) id: cc72297244 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - 舞さん» こちらこそ申し訳ありませんでした。よろしくお願い致します！ (2021年4月30日 23時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - ゆはさん» そうだったんですね。すみませんでした！また機会があればリクさせてもらいます！ (2021年4月28日 17時) (レス) id: 8bc4731369 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - 舞さん» コメントありがとうございます。大変申し訳ないのですが、リクエストの方今は受付ておりません。またどこかで機会がありましたらその際はよろしくお願い致します（ ; ; ） (2021年4月27日 23時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - リクいいですか？西畑くんが、自分の体調不良隠して道枝くんの看病するけど、結局倒れて丈くんに怒られる…みたいなのが読みたいです！西畑くんの体調不良は、貧血希望です！でも、書きにくかったら何でも大丈夫です！お願いします！ (2021年4月24日 10時) (レス) id: 8bc4731369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆは | 作成日時：2021年3月21日 8時
