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「ただいま〜」
家について声をかけるとバタバタと和也くんが走ってきた。
「あーよかった！謙杜居ったんやね」
謙杜はというと、出てった手前ちょっと照れくさいのか俺の後ろに隠れてもうた。
お風呂入れたから2人で入ってき？って言う和也くんの言葉に甘えて、行こうかって謙杜に声をかける。
「…しゅん」
「しゅんさっき丁度寝てもうたんよ。しゅんもな、話したいことあるって言ってたで？起きたらちゃんと話したらええよ」
俺の後ろに隠れてた謙杜になりふり構わず近づいて、頭わしゃわしゃ撫でとる和也くん。
ほんま距離感アホやんな。
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「…流星くん」
2人でお風呂入ってドライヤーまで終わらせてソファに座っとったら、謙杜がとてとてやってきてしゅんのとこ行こって、小動物みたいで可愛い。
「行こっか」
俺も心配やってん。
「しゅん大丈夫ー？」
部屋に入るとさっき起きたのか潤んだ瞳が俺を捉えた。
「旅行… ごめんなさい…」
「ん？そんなの気にしなくてええよ」
謙杜は部屋に入る前に隠れちゃって、部屋の外で様子を伺っている。
しゅんはいることに気付いていないみたい。
「謙杜、知っとる…？」
「んー？ もう帰っとるよ」
丁度いいタイミングやん！って謙杜に視線送ったのに、こっちに来る気配はない。
行こうって言ったの謙杜やん。もー、手のかかる弟やでほんまに。
「俺、ごめんなさい… しなきゃ…」
「あぁ、急に動くと危ないって」
もぞもぞ動いて起き上がって、ふらっと傾くしゅんの身体。
慌てて支えたんやけど結構熱ありそうやな。
さっき和也くん微熱って言ったったから上がってもうたかな。
「呼んできたるから、ここでじっとしとくんやで」
しゅんのことをもう一度寝かせて部屋を出る。
部屋の外にいた謙杜の背中をそっと押したら、ちゃんと謝るって部屋に入って行ったから俺の出番はもうおしまい。
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麻李有(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！お話とは関係ない余談なんですが、私もお兄ちゃんしている流星可愛くて好きです！ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: 6fa0e8953d (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！私のなんかで元気出して貰えるなんて…（ ; ; ）更新頻度多くはないですが、今後も宜しくお願いいたします（ ; ; ） (2021年2月11日 17時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!私、最近ずっと忙しくて毎日憂鬱で辛かったんですけど、今、朝拝読させてもらって、ちょぴっと元気出ました！ありがとうございます！ (2021年2月8日 6時) (レス) id: c4b7076b4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» ありがとうございます〜！！単純脳なのでコメント嬉しくて更新ペース上がってしまいます(笑) お気遣いまでありがとうございます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - るなさん» ご期待添えず申し訳ありませんでした。こちらこそわざわざコメントありがとうございます。 (2021年1月26日 21時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆは | 作成日時：2020年12月27日 12時
