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流星side
丈くんの大きな声で目が覚めた。
「あ、大ちゃん…」
「流星も起きたん？丈くんよな？」
何事かと部屋を出たら同じく丈くんの声で目が覚めたらしい大ちゃんと出会った。
灯りが漏れてるのは恭平の部屋。
「あ、起こしたごめん。悪いんやけど救急車呼んだから準備頼んでええ？」
発作かな、なんて思って部屋に向かうと慌てた様子で丈くんが部屋から飛び出してきた。
救急車て…？
一瞬頭がフリーズしたものの、大ちゃんにあれこれ指示されてとりあえず足を動かす。
「あ、恭平の部屋は入らんといて」
丈くんに付け足すように言われた言葉にまたフリーズしかけたけど、なんやもうわけわからんから考えるのはやめた。
.
ほどなくして救急車が到着。
丈くんが恭平と一緒に乗り込んであっという間に家の中は静かになった。
救急車に乗り込むときにチラリと見えた恭平の顔は青白くて、
服、汚れてた。
吐いてもうてたんやな。
「丈くん…」
玄関で救急車を一緒に見送った大ちゃんが隣でぽつりと呟く。
「丈くんがどうかしたん？」
「なんやいつもとちゃう気がして… 疲れてたんかな。お風呂もまだっぽかったし…」
俺が着いて行ったらよかったかもって静かに俯く大ちゃんにかける言葉は見つからず、寒いから中入ろってそれだけ言って家に戻った。
「俺部屋片付けるから、流星は寝ちゃい？」
結構吐いていたっぽいし、服の感じからしてベッドもぐしゃぐしゃやろなって続ける。
「っ俺も」
「ええよ、大丈夫。ありがとな」
これ以上何も言えんくて、そのまま大人しく部屋に戻ることした。
部屋に戻る途中、チラッと覗いたしゅんの部屋は空っぽ。
次に通った謙杜の部屋にも誰もおらんくて、最後に和也くんのとこ見たら3人でぎゅっとまとまって寝とった。
バタバタしてる中でみんな起きてもうて、和也くんが2人を宥めたんやと思う。
特にしゅんなんかは恭平体調悪いと不安定なって発作起こしたらすることあるからな。
3人のこと見たらなんだかひとりで部屋に戻ることが寂しなって、大ちゃんの部屋にこっそり入って布団に潜り込んだ。
大ちゃんも時期に戻って来るやろ？
.
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麻李有(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！お話とは関係ない余談なんですが、私もお兄ちゃんしている流星可愛くて好きです！ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: 6fa0e8953d (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！私のなんかで元気出して貰えるなんて…（ ; ; ）更新頻度多くはないですが、今後も宜しくお願いいたします（ ; ; ） (2021年2月11日 17時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!私、最近ずっと忙しくて毎日憂鬱で辛かったんですけど、今、朝拝読させてもらって、ちょぴっと元気出ました！ありがとうございます！ (2021年2月8日 6時) (レス) id: c4b7076b4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» ありがとうございます〜！！単純脳なのでコメント嬉しくて更新ペース上がってしまいます(笑) お気遣いまでありがとうございます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - るなさん» ご期待添えず申し訳ありませんでした。こちらこそわざわざコメントありがとうございます。 (2021年1月26日 21時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆは | 作成日時：2020年12月27日 12時
