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点滴が落ちるのを眺めてみたり、バタバタ動く看護師さんの足音聞いてみたり、
そんなことをしてたらあっという間に消灯時間。
21時消灯ってなんなん？早すぎん？
部屋の電気は消されて、もう真っ暗闇。
みんなどうしてるんやろ…。
考えてもしゃーない。
寝ようと思って布団に包まったら、昨日の発作のこと段々と思い出してきた。
夜中急に苦しなって咄嗟にピルケースに手を伸ばしたものの、うまく掴めんくて薬は落下。
傍に置いてあったペットボトルも見事に倒して床びしょびしょにしてもうた。
流星くんが気付いてくれたのは覚えてる。
そのあと大吾くんも来てくれて、丈くんも来てくれて…
かずくんの声も、薄れていく意識の中でぼんやりと聞いた気する。
会いたいと思ってしまったら、もう気持ちは止まらんくて、
段々とぼやけていく視界。
「んんっ、、ぐすっ、」
呼吸が乱れたせいか俺に繋がれた機械はアラーム音を鳴らし、看護師さんが飛んできた。
「駿佑くんどうかした？どこかしんどい？」
別にしんどない…
そう思って首を振る。
「ゆっくり息しようね」
看護師さんに熱出てきちゃったかななんて言われて、
すぐに体温計を入れられ微熱確定。
看護師さんは先生に報告しておくねってクーリング剤を置いて出て行った。
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「様子みに来たで〜」
看護師さんが出て行ってから、
龍太くんが来るまでそんな時間はなかったと思う。
「なに？寂しくなってもうたん？」
俺の頬にある涙のあとをそっと拭う。
龍太くんにはなんでもお見通しらしい。
「そんなん、ちゃうけど…」
「けど？」
少しニヤついてる。龍太くんはちょっとだけいじわるや。
「うそ… さみしい…」
口に出したら気持ちが溢れて仕方なかった。
あー泣かせてもうたって背中をさすられる。
「そうやなぁ… 電話、してみる？」
「えっ、ええのｯ？」
「んー、ほんまはダメやけど、今日だけな」
ここはダメやからナースステーションで、5分だけって約束。
体調を軽く確認された後、龍太くんに車椅子に乗せられて、毛布たくさんかけられて、その状態でナースステーションに連れてこられた。
はいって渡されたのは龍太くんのスマホ。
俺のは準備もできんまま運びこまれたから家に置いたまま。
兄ちゃんの携帯番号、覚えといてよかった。
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ゆは(プロフ) - ののさん» コメントありがとうございます。謙杜くんのリクエスト、色々と頂いてますので少し遅くなってしまうかもしれません。すみません！書かせていただきたいので、少しお待ちいただけたら幸いです。 (2020年11月27日 23時) (
レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん、お久しぶりです。ほんわりしていただけたのであればとっても嬉しいです。ありがとうございます。これからもゆっくり更新にはなりますが、読んでいただけたらと思います。いつでもリクエストお待ちしております(^^) (2020年11月27日 23時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 楽しく読ませていただいています！けんとくんメインのお話で、ストレスや不安を1人で抱え込んでしまい、体調を崩してしまうお話をリクエストしたいです。これからも応援しています！ (2020年11月27日 10時) (レス) id: 04ec57a8eb (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - お久しぶりです。恭平くんのお話、とっても素敵でした！！みんな心配なんだけど口に出さずに見守ってくれるのが、いい家族だなぁとほんわりしました^ ^皆さんのリクエストも気になるお話ばかりで、続きがとっても楽しみです！また後日リクエストさせてください！ (2020年11月26日 18時) (レス) id: 3cf7c41044 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけるの本当に嬉しいです！恭平くんのお話、書かせていただきますね。 (2020年11月25日 7時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆは | 作成日時：2020年11月6日 22時
