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『んっ…(この匂い…知ってる…懐かしい)』
Aは目を覚まして自分を抱き締める悟に気がついた
『キャアアァ!!ちっ近っ///』
朧「おいババア」
『朧ちゃん助けて〜…』
朧は溜め息をついた
朧「いい加減ウジウジしてないで今の自分に腹をくくって蹴りを着けろよ
会いたいなら会いに行けばいいし親父共の制約も無効だろ!!」
『…』
朧「オマエはもう自分の意思で歩けるだろうが
取られてもいいのか!!」
『やだよ…』
朧「だったらさっさと言いたいこと言って
さっき言ったこと実行しろ!!」
Aは迷った様子だったが決意をして五条をみた
『ずっと…』
悟「なに…」
『ずっと会いたかったよ悟ちゃん…』
Aは悟にさらに抱きつきキスをした
悟「!?」
『悟ちゃん〜グスッ…!!』
生徒達は教師のラブシーンに唖然とした
悟「ちょっ…」
『私達、秘匿されていたとはいえ婚約者じゃない
もう離さないんだから〜』
「「「「婚約者〜!?」」」」
「練家40代目当主の姫様は38代目当主様の8番目の息女で末娘様です。今から23年前、姫様と悟様が5歳の時に婚姻が決まったのです」
その情報はお互い守るため秘匿にされてきました
「「「「「えぇ〜…」」」」」
悠「じゃあ、この倒れてるのは誰!?」
悟「そいつはマジで知らない
自称じゃないの?
ちょっ、A離れて!!いまさらなんなんの!!」
Aは五条から離れて隣に座った
『全て話すわ。棗、お願い』
「姫様、血を貰います
"真実の水人形劇(シャラール・ラケーサ)"
これは実際の過去しか写せません」
水人形が動き出した
『こっこれは婚約が決まって悟ちゃんとの初めての出会い///
恥ずかしいから早送りして〜///』
「「「「…」」」」
棗は無言で頷いて早送りした
「姫様、悟様からお手紙です」
『悟ちゃんから?ありがとう星蘭』
ガサガサと封筒をあけて手紙を読んだ
『フフ♪悟ちゃんは毎日、楽しそうねぇ
いいなぁ私も会いに行きたいわ
悟ちゃんと授業うけて空いてる時間は買い物に行くの』
「A様…」
スラスラと返事を書いて星蘭に渡した
『そうだわ、お菓子も焼くから手紙と一緒に出してちょうだい』
悟「A…」
水人形は次の場面を写した
「そっそれが!!
悟様の同級生、夏油様が離反し規程に乗っ取り呪詛師に認定されたようです!!」
Aは持っていったガーデニングハサミを驚きで落とした
『なんですって!?
夏油様は悟ちゃんの友達なのよ!?事実なの?
悟ちゃんは大丈夫なの!?』
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作者名:卯月 | 作成日時:2022年7月3日 2時