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悟「それから毎日、グッズみては癒され感謝して拝んでたらしい」

傑「…変わってるね」

悟は頷き、また話はじめた

悟「俺を生で見て今日が命日でもいいです
悔いはありませんって言って、生き生きして語り混んでたのに、俺が礼を言ったら挙動不審になって面白かった」

そして撮影が始まって

悟「恋人同士が見つめ合うシーンだからかド・アップで接近したんだけど、衝撃だったのか彼女…鼻血だして後ろに倒れた
リテイク1でも赤面して見つめ合えなくて…」

彼女曰く現役芸能人の顔面国宝のキラキラオーラに殺られたんだって

傑「…;」

スタッフがその様子を見てプロを用意しようとしたのを見てか彼女は帰ろうとしたんだ

悟「俺はスタッフのその態度にムカついたよ
素人だって最初から分かっていて、それをなんとか引き出すのが仕事なのに…気づいたら注意してた」

傑「まあ…それはスタッフが悪いね」

でも彼女が何を思ったのか急に自分の仕事のこと話はじめて…

『私、大事なこと忘れてました

医者の資格とって医者になったのに、いろいろあって男運のなさもあり、なりたくてなった仕事を辞めようとしてた時に五条さん達の笑いに出会い助けてもらって、医者を続けてこれた…』

でも患者の中には目が見えなかったり耳が聞こえなかったり、余命幾ばくもない人がいる
私はそんな命を少しでも長く生かす為に医者になって広いあげてきた

『普通に仕事して好きだから笑いやライブにいって…
そんな普通に過ごせることが、どれくらい有り難いことか忘れてました…』
 
五条さんとプロモ撮ってるこの状況は普通じゃないけどと言う彼女を見つめて思ったんだ

悟「眩しいなってカッコいいなって
多分その時には…引かれてたのかな…」

傑「良い子だね」

また撮り直すことになって彼女が言ったんだ

悟「見つめ合いますが私の顔は出さないで後ろ姿だけにしてください…って」

なんでって聞いたら

悟「強運でプロモ当たって驚いたと同時に横のファンの人は舌打ちしてきて
でもそれくらいファンのみんなは五条さんが好きなんだって…思ったんだって」

傑「へぇ…」

悟「大好きな人が他の女の子と見つめ合うだけだとしてもイチャついてるのは仕事だから仕方いえ複雑だと思うんから
相手がファンなら尚更そうだと思うって」

でも顔を映さなければアレが自分だったら
いわゆる恋愛シュミレーションゲームみたいな感じで想像できるからって言って

傑「!?」
悟「天才だ僕にはない考えだと思った」

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作者名:卯月 | 作成日時:2022年7月3日 2時

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