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悠「伏黒、気のせいか風邪が悪化した湯気がでてる!!」
野「そうね、もう風邪治して告白しなさい!!いいわね!!」

分かったら、さっさと寝ろといって無理矢理
寝かされた

『Zzz…』

ほんとに第一印象は最悪だったんだ…

でもね、いつからか分からない…
私と津美紀を守るって言ってくれた時に好きって気づいたけど、とっくに好きだったのかもしれない…

五条先生、あなたは私をいつも優しく見つめてくれてた…
どうしてそんなに優しい笑顔で笑えるの?

もしかして私のこと好きなの?
知りたい五条先生の気持ち…

『…っ』
悟「なんで泣いてるの…?A…」

あなたが笑うけど時々、見せる暗く寂しい表情
私が先生の寂しさを埋めて先生を癒して微笑ましてあげたかった

心がバラバラになってしまいそう…
この気持ちが恋…?
温かくて心地よくて、でも悲しく切ない…

悟「A…」

津美紀と3人過ごした時間、津美紀が寝たきりになって一緒に暮らした時間、生徒と教師の時間

先生と交わした言葉の数々
先生が私にくれた、たくさんの笑顔

好き五条先生
あなたのことが好き
できるなら恋人として五条先生のそばにいたい

『ん…』

また夢を…

悟「A」
『五条先生…?来てくれたんですね…』

Aは見下ろす五条先生を無下限越しに先生の顔に触れた

『気のせい…なんで触れられるんだろ…
夢…?そっか…五条先生がいるのも夢なのか…』

夢ならいいかな…

悟「A?」

『ずっと謝りたかった…
あの時、津美紀のことで私達を守るって言ったくせに、さっさと津美紀の呪いを解いてくださいって手を払って八つ当たりしちゃって…ごめんなさい…』

八つ当たりするつもりも先生の悲しげな顔を見たかったわけじゃないの…

『先生にも津美紀にも謝るつもりだった
謝ろうにも、どこかお互い気を使ってギクシャクして面と向かって話すのが怖かった…』

悟「A…」

『でもずっと…ずっと先生のことが好きだったの…
津美紀のことがあって言えなかったけど…
気づいたのは私と津美紀を守るって言ってくれた時から…でもその前から好きだったんだと思う…』

悟「!?」

『先生はいつも優しく私を見てくれた
でも笑うけど時々、見せる暗く寂しい表情、私が先生の寂しさを埋めて先生を癒して微笑ましてあげたかった…』

そっと触れていた手をおろした

『でも先生は誰にも優しいから…1人の女として見て欲しいのに…
でも…もう好きが溢れて蓋できないし抑えきれないの…』

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作者名:卯月 | 作成日時:2022年7月3日 2時

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