【呪術廻戦】呪い愛～じゅじゅ恋中･短編集2 (ページ11)

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『Aくんはさ君のお父さんが禪院家に対して
とっておいた最高のカードだったんだよムカつくでしょって言ってきて…

デリカシーないとこが特にムカついたんだ…』

悠｢うわぁ…五条先生…｣
野｢デリカシーなさすぎよ
母親のお腹に置いてきたんじゃないの!!｣

『それ聞いて蒸発資金の謎が解けたよ…
禪院家に売られたんだって…
別にアイツがどこで何しようとどうでもいいんだ…』

｢｢…｣｣

『私達は用済みで2人でよろしくやってるってことだから…
ま、いいやお父さんのこと知りたくなったらいつでも聞いてソコソコ面白いと思うって言われてもね』

君はどうしたい?禪院家行きたい?っ言われて

『津美紀はどうなる?
そこに往けば津美紀は幸せになれるのか?って聞いたら、ない100%ない』

それは断言できるって言われムカついて殺意が湧いた…

野｢だからデリカシー!!｣

『でもそのムカつく男が禪院家の件を帳消しにして私が将来、呪術師として働くことを担保に私達2人の高専からの金銭的援助を通してくれた…
なにが呪術師だって馬鹿馬鹿しいって思ってた…』

私が誰を助けるんだって…

『五条先生はそれから暇な日に修行って言って稽古つけてくれてた
ある日、稽古でズタボロになって津美紀が止めるのを聞かずにお風呂一緒に入って性別がバレた』

｢｢風呂!?｣｣

『津美紀は男のフリをする自分をみて、たまに悲しげに見てたけど私は気づかないフリしてさ
五条先生は五条先生で謝ってたけど…』

別に言うつもりもなかったんだ男のほうが都合よかったし…

『五条先生は女って分かっていたら禪院家との交渉は上手くいかなかったって言ってた…
だから君は今まで通り男として生きたかったら生きたらいいAらしく暮らしたらいいって…』

誰にも文句は言わせない
君と津美紀は僕が守るって言ってくれた…

『たぶん、その時から始まってたのかもしれない…
先生が好きだって…』

野｢なるほどね｣
悠｢えっそうだったの!?｣

『でも私は最低なこと言ってしまった…』

2人は首を傾げた

『悪人が嫌い更地みたいな創造力と感受性
いっちょまえに息をする善人が苦手、そんな悪人を許してしまう許すことを拡張高く捉えてる吐き気がして喧嘩ばかりしてた』

津美紀は典型的な善人

『津美紀はそんな私の喧嘩をよく止めてた…』

｢｢…｣｣

『ある日の朝、津美紀が寝たきりになる直前、いつものようにご飯を作ってくれて家を先に出て戸締まりして先に帰ったらっていつもの会話して…』