□_Ren ページ41
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いくら連絡をしてもメッセージ画面の''既読''という文字は付かない。
もうブロックされてしまったのだろうか。
嫌われてしまったのだろうか。
頭の中ぐるぐるそればかり。
岩本｢どうした目黒、次撮影だって｣
目黒｢…｣
岩本｢なんかあったか？｣
目黒｢あ、いやたいしたことじゃないんすけどね、笑｣
仕事にも支障が出てる。俺、全然ダメじゃん。
プロ意識のかけらもないじゃん。
翔太｢俺も返信ないんだよね｣
目黒｢え、しょっぴー、？｣
翔太｢Aだろ？この前スーパーでたまたま会って話しかけたら、避けられちゃった｣
目黒｢…｣
翔太｢もう俺の事、好きじゃないってさ。むしろ嫌われたっていう方が正しいかもだけどな笑｣
目黒｢…しょっぴーなんでそんな笑ってられんの、辛くないの｣
翔太｢父親は事故死、母親は男と出て行ってからアイツはずっと施設で暮らしてたんだ。でもAが17の時、施設で一番良くしてくれた人が病気になった。今まで育ててくれたのに恩返しができていない、って。あいつは夢だった留学も諦めて必死にアルバイトをした。
でもそれだけじゃ勿論足りるはずがない。そんな時に始めたのが風ぞくだった。年齢を偽り男に体を売ってはその金を病院代にしてた。こんな汚いお金でしか助けられなくてごめんって、いつも謝ってた。俺と出会った時には既にはじめて1年以上経ってて、そんな事情を知らなかった俺は辞めろって言い続けた。知ったあとも言い続けた。しまいには他の女の所へ行って遊んでた。俺は最低だった。｣
目黒｢なんでそんなこと、｣
翔太｢ムカついたんだよ、俺に頼らないのが。彼氏なのにずっと話してくれなかった。相談だって何も、上辺だけで付き合ってるようだった。だから俺は女を抱いては捨てて、それを繰り返してた。Aは俺に迷惑をかけたくなかったって。あとから知って後悔した。樹に怒られて、Aを失って大事さに気づいたんだよ。何やってんだよな、俺笑｣
しょっぴーは今にも涙が零れそうだった。
そんな切なそうに笑わないでよ。
俺はどうしたらいいの、？
会いに行ったらAは俺を受け止めてくれる？
翔太｢Aと話してこいよ、ちゃんと｣
目黒｢でも俺、｣
翔太｢話さねえと伝わんねえよ、｣
…もう一度好きだと君に伝えに行くよ。
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Jxrx(プロフ) - PaSOさん» はじめまして、作品を読んでくださりありがとうございます!!今後の展開がどうなるのか、関係性は変化するのか、色々な場面に注目して読んでいただけると嬉しいです!!今後とも宜しくお願い致します。 (2020年4月27日 23時) (
レス) id: 9172c61fbe (このIDを非表示/違反報告)
PaSO(プロフ) - はじめまして！毎回楽しく読んでます。ここからどんどん関係性やそれぞれに対する想いが顕在化してくる予感がしています。お身体に気をつけて更新頑張ってくださいね。楽しみにしています！ (2020年4月26日 15時) (レス) id: 842be9d369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jxrx | 作成日時：2020年4月4日 3時
