【BORUTO】※試し読み ページ37
大戦が終わり数年の月日が流れた。里や他里の復興も進み暫く...先生が火影を退任しナルトが新たな火影となって、更に数年の月日が流れ、火の意志は新たな世代へと受け継がれた
「....という事がありまして」
『雷車を火影岩に....なるほど、だからナルトがあんな事になってる訳ね』
その日、俺はアカデミーへと赴いていた。数年里を離れて任務に当たっていたのだが、報告をしに行ったらナルトから此処に行ってくれと頼まれ来た訳だ。そして木ノ葉丸からつい先日行われた入学式にあった出来事を聞き、職員室の窓から火影岩へと視線を移して口元に笑を零す
『俺もその場に居たかったな』
「絶対面白がってるでしょう！」
『だって面白いもん』
「もん、じゃありません！...ったくボルトの奴は」
木ノ葉丸は眉間を抑え項垂れた。俺は目の前に置かれた湯呑に手を伸ばし、そんな木ノ葉丸に声を投げる
『そのボルトはシノが受け持ってるんだよね』
「あ、はい」
『..今は授業中か』
時間割を見ながら湯呑のお茶を一気に飲み干し、俺は腰掛けていたソファから立ち上がる。木ノ葉丸が困惑した様子で俺を見上げたがそんな彼の頭を1つ撫で、俺は足速に職員室から立ち去った
職員室から出た俺は教室へと向かったのだが、そこで目にしたのは教材を落とし立ち尽くすシノの姿だった。どうしたのかと声を掛ければ、生徒達が居ないとの事。シノが落とした教材の中に紛れていた出勤簿を手に取り、俺は教室から足を運び出す
「ど、何処へ行く....というかお前何時帰って」
『運動場。帰って来たのは今日の早朝だよ』
慌てた様に後を追いかけて来るシノの質問に答え、俺は出勤簿に目を通す。どうやらこのクラスにはボルトだけでなくサラダやシカダイ達もいるようで.....全く面白いクラスだね、そしてシノの胃に穴があきそうだ
そんなこんなで運動場に到着すれば、案の定クラスの子達はそこにいて、ボルトとイワベエという子が中央に立っていた。シノは其れを見るなり客席から駆け下り声を張り上げている
俺は運動場の入口から其れを見ていたのだが、不意に背中に重みが増した。まぁ気配からして分かってはいるんだけどね
『大きくなったね』
「遅い！！」
振り返らずに声をかければ怒鳴られた。後ろから回された手に力が込められ肩がほんのりと湿り気を孕む。チラと横目に見ればボルトよりも色素の薄い金髪が微かに揺れていた
終わり←36
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yuina30821(プロフ) - これから更新はしませんか？ (2020年8月27日 23時) (
レス) id: ac6c085ed6 (このIDを非表示/違反報告)
霄 - 更新停止が悲しいです！お話凄く感動するので、続きが読みたいですし、完結して欲しい！！！！！ (2019年2月4日 1時) (レス) id: ae1345500e (このIDを非表示/違反報告)
nao - 読んでって面白かったです！続き楽しみにしてます！ (2017年9月24日 19時) (レス) id: 4c66a3293f (このIDを非表示/違反報告)
幻影剣 - ナルトは除け者か?（笑） (2017年9月18日 9時) (レス) id: 97bea724c8 (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - はざくらさん» ありがとうございます！続き頑張ります！ (2017年9月13日 20時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2017年6月16日 19時
