哀れな少女は誰と共に？

プロローグ ページ2

私は生まれついた時からおかしかった

家族はみんな黒髪なのに私だけ白銀で目の色が

みんなは黒なのに私は赤い。


運動能力も他の人より高く、気味悪がられた…
親にも、周りの人間にも。

母「なんであんたなんか生まれたの！？」

父「お前など見たくない、ここにでも入ってろ」

ガタンッドタン

私『っ…』

痛い…まただ。殴られてこの暗い変な部屋に入れられる。

勝手に出たらもっと殴られる。

ｶﾞｼｬﾝ、ﾊﾞﾘﾝ

ｯ…ｧ……た…………て

『なんの音？誰かいるの』

バンッ
部屋の扉が壊されて誰か来る。

『誰？ なんで血だらけなの？』

？「お前、私を見て怖くないのか？」

『？怖くないよ…母様達は…あぁ…』

母様の着物を着ている肉片がある。

あぁ死んじゃったんだ。これからどうしよう

？「お前、この惨状を見ても絶望もない顔をするとは…面白い。私についてこい。」

『痛くしない？しないならついて行く』

なんか口が勝手に動くようにスルスルと受け答えしている自分はおかしいのかな

？「それはお前次第だな。名はなんという」

『A…苗字はない』

親に教えてもらえなかったからね

？「そうか。私は無惨､鬼舞辻無惨だ。」

こうして私は無惨の家族となった。

それが今から5年前の出来事だ。

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