22分 ページ22
.
少し長らく電車に乗り着いた場所は
夕方の海 夕日に海が照らさせていた
「綺麗.....」
北「本当は昼間に来たかったんだけど人がいっぱいいてダメでさ.....いつか来よう」
そのいつかはきっと来ない
なのに私は強く " うんそうだね " と答えた
嘘を重ねる度に胸の罪悪感は消えない
俺さ と話し始めると少し北斗が語る
北「本当は名前と出会った日辞めるつもりだった、あの時事務所向かう途中でさ....なのに目の前に現れた名前の事ほっとけなかったんだ」
" 不思議だよな " と私の方を見て愛おしく微笑む
確かにあの時北斗に拾われなければ
何も始まらなかった
北「勝手に俺の心ズカズカ入り込んで、まっすぐ向き合う名前にどんどん惹かれた....だからさ」
その次の言葉を聞いてしまったらきっと
私の気持ちにブレーキをかけるのは難しい
北「俺らがデビューしたら付き合って欲しい」
「.....うん、覚えてたらね」
曖昧な返事にきっと北斗は納得しなかっただろう
それでも北斗はギュッと返事をするように抱きしめた
自分で何となく察してしまった
現実に戻ったら忘れてしまうんじゃないかと
これは夢の話なのではないか
そんな不安をかき消すように抱き返した
.
1222人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mamaの味 - まさかの展開で続きが楽しみです! (2020年9月15日 18時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
キミ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです! (2020年9月14日 22時) (レス) id: bbfb21f86c (このIDを非表示/違反報告)
梨園(プロフ) - まきばさん» ありがとうございます!(><)私もまきばさんの作品とっても好きで読ませていただいてます!! (2020年9月8日 23時) (レス) id: e1e9ce2b7e (このIDを非表示/違反報告)
まきば(プロフ) - すごく楽しく読ませて頂いてます!続きも楽しみに待ってます´`* (2020年9月8日 19時) (レス) id: f2aafe5d3e (このIDを非表示/違反報告)
mamaの味 - 梨園さん» 変更し忘れていましたごめんなさい(;>_<;)作者さんの作品好きなのでこれからも頑張ってください!! (2020年9月7日 22時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:梨園 | 作成日時:2020年9月5日 5時