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そろそろ樹くんの好きな人聞いてもいいかな。


なんて思い始めて、聞いてみることにした。


けど、緊張してなかなか言えない。


「ねえ、樹くん好きな人とかいないの?」


樹 「じゃあ逆に聞くけどAは?」


まさか質問返しされるとは。


「まあ、いるんじゃない?」


樹 「濁したね〜」


「樹くんは?」


樹 「いるかもね」


いるんだ....。


「へー、いるんだ。」


樹 「それ以上聞かないの?」


え。
それは、いいように捉えすぎかもしれないけどえ?もしかして?

でも今の私には誰?なんて聞く勇気は持ち合わせてなくて、テンパって


「え?どういうこと?!」


なんて言ってしまってた。


樹 「うんん、なんでもなーい」


あー。やらかした。
今絶対聞いておばよかったやつだよね。

でも聞いて私じゃない人の名前が出てた可能性だってある。
何ならそっちの方が高いかもしれない。
だったら失恋しなくて済んだんだ。うんうん。




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作者名: | 作成日時:2019年11月30日 14時

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