スマホを持たないだけなのに。【白布賢二郎】

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瀬見side


放課後



会長「じゃあ。これで解散」


「「お疲れ様でした」」



と言って続々とみんなが帰る

俺も帰ろうと準備を始めると



瀬「んw」



寝ているAを見つけた



『zzzZZZ』


瀬「まぁた話聞いてねぇだろ」



かぁいいやつ、と思いながら隣に座る




『…ぅ』

瀬「ん？」

『…め』

瀬「梅好きだよなw」




いつ見てもAは梅を持ち歩いている


スマホかと思えば梅シートだったり

ポカリかと思えば梅ジュースだったり



瀬「起きろｯ」

『んー…蝉先輩！』

瀬「瀬見な←」


このやり取り今日で何回目だ…


嫌じゃないけど…さ


『あれ、終わったんですか』

瀬「お前www」


ぜってぇ話聞いてねぇやつ笑


帰るぞ、と言って時計を見る




18:00を指す時計




瀬「部活行かなくちゃな…」

『頑張って下さーい(棒)』

瀬「かぁいくねぇw」





戸締りをして体育館に近づいた時


瀬「そーいや、LINEの生徒会グループ入ってねぇよな？」

『ははは、はいってないですねｯ』

瀬「俺招待するからLINE頂戴？」



スマホを取り出すと




『あの、ずっと前から言おうと思ってたんですけど…』


瀬「ん？」



『鼻毛出てます←』



カッコつかねぇ…

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