スマホを持たないだけなのに。【白布賢二郎】

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白「ん」

『ん！？』




ご飯も食べて部屋でくつろいでいると
急に賢二郎が箱を差し出してきた



白「ん！」

『いや、ト〇ロのかん〇じゃあるまいし…』

白「うるさい」




ありがとう、と言って箱を受け取る
中を見ると



『え！』

白「…//」

『ネックレス！？』




キラキラと光るリングネックレス



白「俺と同じやつ」





そう言って首元からﾁｬﾗﾘ、と取り出す





『うれしい！』

白「俺にプレゼントないの？」

『あ、寮に置きっぱなしだ…』

白「は？」





こういう時、スマホがあれば…
みっちゃんに連絡することが出来るのに





白「あのさ、」

『ん？』

白「スマホ買いに行こ。契約しに行こう」

『はい！？』

白「もうそろそろ持てよ」





ごもっとも←




白「今日は雨だから出かける気しない」

『え、』

白「だからイチャイチャしたい」

『//』



ぎらりと目付きが変わって


ゆっくりと近づいてきて





白「…いい？」




頷くと一瞬で重なる唇

ついばむように…何度も何度も触れては離れた

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