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そして5試合目、ヒソカvsボドロさん戦。
これもヒソカが何かを耳打ちし、今度は逆にボドロさんが降参した。
第6試合はキルアvsポックル戦。
キルアなら楽勝だよね、と私達は意気揚々と送り出したのだが、彼はすぐ様戦線離脱。
理由を聞けば、戦う気がしなかったとのこと。
キルアは自由で良いなぁと思う。
第7試合は我らがレオリオvsボドロさんの筈だったんだけど…ボドロさんの怪我で試合は延期。
代わりに、キルアとギタラクルという、ちょっと変わった見た目の人が戦うことになった。
そして試合が始まったのだけど…。
｢久しぶりだね、キル。｣
｢兄…貴!!｣
ギタラクルの正体。
それはキルアの兄…つまり、ゾルディック家の一員だった。
目を見開くキルア。
私も解せなかった。
どうして暗殺者がこんな所にいるんだろう。
暫く言葉を交わした後、不意にギタラクル…いや、きっと偽名だろうけども。彼はキルアに告げた。
｢お前はハンターにはむかないよ。お前の転職は殺し屋なんだから。｣
立ち尽くすキルア。
私の首筋を冷や汗が伝ったけど、それと同時に腸が煮えくり返っているのも分かった。
さらにキルアの兄は続ける。
｢お前は熱を持たない闇人形だ。そんなお前が何を求めてハンターになると?｣
｢…ゴンと、友達になりたい。友達になって、普通に遊びたい。｣
痛ましい姿でキルアは言う。
そうだよ、キルア。貴方も私も、もう1人じゃない。
けれど、そんな私達の気持ちを踏み躙るように、やっぱりキルアの兄は冷徹で。
｢無理だね。彼の傍にいれば、いつかお前は彼を殺したくなるよ。
なぜならお前は根っからの人殺しだから。｣
｢＿ふざけないで!!｣
これ以上キルアの思いを潰さないで。
全身が熱くなる感覚を覚えた。久しぶりに感じる、激しい怒り。
私の絶叫が嫌でも耳に入ったのだろう。彼は不快そうに、くるりと此方を向いた。
…でもそんなこと関係ない。
｢貴方キルアの兄弟なんでしょ、家族でしょ!!
それなのに、キルアにとっての幸せが何か分からないの!?
…キルアを、私達の友達を、これ以上貶さないで!｣
依然として彼は無表情。
けれど、私に対して憎悪なんかじゃ収まらない気持ちを抱いていることは明白で。
一瞬だけ、キルアの光を失った目が揺らいだ気がした。
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なぎテラス(プロフ) - ひなさん» お久しぶりです!!かなり期間の空いた更新となってしまいましたがそう言っていただけて有難いです…!リアルの都合もあって更新はのんびりかもしれませんが、本当に嬉しいコメントでした〜!!良いお年を!! (2021年12月31日 17時) (
レス) id: d905f406c4 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - わ〜〜い！！！続きずっと待ってました(*´∀`) カルトちゃん視点新鮮で好きです...！ いつもお忙しい中更新してくださってありがとうございます`ω´ ずっと応援していますので無理せず頑張ってください...！(長文失礼しました) (2021年12月30日 23時) (レス) @page30 id: 88d9ed8815 (このIDを非表示/違反報告)
なぎテラス(プロフ) - ひなさん» ありがとうございます~!!好きな作品と言って頂いて、やる気が満ち溢れております。マイペースではございますが、これからもゆっくり読んでくれたら嬉しいです! (2021年8月13日 8時) (レス) id: d905f406c4 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - お気に入り100おめでとうございます...！！ 自分の好きな作品がこうしてたくさんの人に読まれてとても嬉しいです(//´ω`//) 続きを全力待機...！(( (2021年8月3日 22時) (レス) id: 88d9ed8815 (このIDを非表示/違反報告)
なぎテラス(プロフ) - コメントありがとうございます!!私もクラピカ最推しです…!暖かい応援頂いて、とても励みになりました。頑張って書きますね!! (2021年7月3日 7時) (レス) id: 92777b1f7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なぎテラス | 作成日時：2021年3月14日 18時
