【wrwrd】後輩の頭のネジが行方不明 3 (ページ34)

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□部屋□ ページ34

母「A、お布団部屋に運んどいたからね」

『部屋って、私の部屋？』

母「あ、もしかしてお布団要らなかったかしら？うふふっ」

『いやいやいや、あのベッドで二人は狭いでしょ！？』

父「あのベッドはAが小学生に上がる頃に買ったやつだもんなぁあの頃はまだ一人で寝るのが怖くて夜な夜な…」

syp「は〜、Aは小さい頃から可愛いの権化やったんやな」

『ダメだこいつら早めにどうにかしないと』

Aは寝よう、と俺の手を引いて立たせた。

部屋は二階にあるそうで階段をたんたんと上って行った。

ええな、俺部屋一階やったから二階の部屋ってちょっと羨ましいわ。

扉には女の子向けの可愛らしいネームプレートが提げてあって、そこがAの部屋だというのが一目瞭然。

syp「あ〜、Aっぽい部屋やわ」

『私っぽい…？』

syp「あんまり飾らないけどそれでいて女の子らしさがある感じ？」

『ちょっと何言ってるか分からない』

syp「何でや」

パパッと布団を敷いて改めて部屋を見渡す。

壁にはまだ制服が掛けてあって、普通に学生の子の部屋みたいな感じ。

机の上には小さめのぬいぐるみがちょこんとあるのと、写真立てが置いてあってそこにはコネシマさんと大先生とAが写っていた。

まだまだ三人ともあどけない表情を浮かべている。

この頃のコネシマさん達はまだ可愛げがあるんやけどなぁ。

『何見てんの〜？』

syp「ん？写真この頃のコネシマさん達は今よりも可愛げがあるんやけどなぁって」

『あ、確かにw』