■おせち作り■ ページ12
散歩という名のウォーキングから帰ってきて、お昼の準備も兼ねておせち作りをする事にした。
お昼は何にしようかな。
お餅が有り余ってるからお雑煮にでもしようかな。
まだ正月じゃないけど別にいいよね！
ショッピもそこまで細かいところ気にしないだろうし。
『という訳ではいお雑煮！』
syp「…お雑煮？」
『関東風のね こっちのも美味しそうじゃない？』
syp「初めて食べる」
『嫌ならいいよ いつものお雑煮作るから』
syp「いや、ええよ 関東風のやつも興味あるから てか、Aの分は？」
『私は先におせち作ってから食べるから』
syp「なら…」
『待たなくていいよ、先食べてて』
そう言ってキッチンに戻ると、ショッピは暫くこっちを見つめてからお雑煮を食べ始めた。
何だろうあの子、お母さん大好きな子供かな？
よーし、癒しは十分に得たから頑張って作ろう。
叩き牛蒡と黒豆と数の子は確定かな。あとブリも。
あとはごまめと海老の煮物、くわいの煮物。
栗きんとんとか紅白かまぼことか伊達巻も作ろうかな。
おせち料理って手間も時間もかかるから大変だけどその分楽しいから結構好き。
そんなんだから、お昼頃から始めたのに気付けばおやつの時間近くになっていた。
『……お昼食べ損ねちゃった』
syp「めっちゃ熱中しとったもんな 俺の声が聞こえんくなるくらい」
『ごめ〜ん…』
syp「気にしてないからええし、美味しそうなの出来てるから明日が楽しみや」
『そっか あ、栗きんとんおやつ用にって多めに作ったから食べよ！』
syp「ええねぇ、めっちゃ美味しそう」
『明日は意味がちゃんと答えられないと食べられないから覚悟しててね』
syp「え」
今からちゃんと調べとくんだぞ。何てね。
めっちゃ焦った顔してる、可愛い。
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作者名：ミラ | 作成日時：2020年1月23日 18時
