【wrwrd】後輩の頭のネジが行方不明

■返事■ ページ21

ショッピ君がこんな風に思い悩んでしまったのは、多分私のせい。

いや、絶対に私のせい。

私がいつまで経っても彼の気持ちに答えを示さないから。

もし、さっきの嫉妬の感情が、交際してる上での感情なら。

彼は、付き合ってもないのにこんな感情を抱いていいのか、とはならない。

もっと上手く気持ちの整理がついたのかもしれない。

だからといって今から私も好きですだなんて言えない。

正直私自身もショッピ君に向けた感情が友情なのか恋慕なのか分からないから。

きちんとどっちか分かった上で返事をしないと、彼を傷付けてしまう。

もう少し時間が欲しいけど、長く待たせるのは良くない。

思考を、巡りに巡らせた結果出た答えは。


『ショッピ君』

syp「…？はい、何でしょう」

『私のこと好き？』

syp「はい、大好きです」

『私もね、ショッピ君のこと好きだよ でも、後輩として好きなのか一人の男性として好きなのか分からないんだ

だからね、今年いっぱい待っててくれないかな 今年中には何とかして返事をする

それまでは、友達以上恋人未満みたいな感じでもいいかな』

syp「はい！ありがとうございます！」


ショッピ君は今まで見た中で一番いい笑顔を見せてくれた。

今年中、なんて言ったけどもう今月入れてあと二ヶ月しかない。

この笑顔の為にも、ちゃんと自分の気持ちを整理しないと。

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