□感情□ ページ19
A先輩の家に上がるのはこれが二回目。
鼻腔いっぱいにA先輩の匂いが広がる。
女性らしい柔らかい匂い。安心するいい匂い。
『この前見たく適当に座って待っててって…ショッピ君この前キッチンいたもんね』
syp「今日も見ててええですか?」
『いいよ』
A先輩の料理姿は真剣で凄くかっこいい。
今日は何を作るんだろう、楽しみだ。
きっと家庭科の成績良かったんだろうな。
…だめだ今日はもうそっち方向にしか頭が回らない。
自分がイライラするだけだし、考えないようにしないと。
『ショッピ君何か食べたいものある?』
syp「あー……じゃあサラダにトマト入れてください」
『トマト好き?』
syp「それなりに」
『一緒だね、私もトマト好きなんだよね ゾムはトマト嫌がって私の弁当に移してくるけどさ 美味しいのにね』
そんないい笑顔でゾムさんの話をされたら、今の俺の心にダメージ大なんですが。
正直今はトマトとかどうでもいい。
我儘かもしれないけど、ここには俺とA先輩しかいないのだから、俺だけを見てほしい。
何て、言える訳もなく。
初対面で求婚はしたけど、今じゃ嫌われたくなくて発言は控えめにしようと努力はしてる。
拒絶されるのが怖くなってきて、避けられたくなくて。
俺、どうしたらいいんだろう。
A先輩が好きなのに、好きな気持ちが増えてく度に少しずつ恐怖も湧いてくる。
こんな感情に左右されるなんて初めてだ。
恋ってほんとに病気みたいだ。
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ミラ(プロフ) - ウルルさん» わざわざご指摘ありがとうございます!助かります (2019年12月31日 18時) (レス) id: 33823a6051 (このIDを非表示/違反報告)
ウルル - 一の方スーツ姿がスースになっていました、、、なんかすいませんго (2019年12月31日 6時) (レス) id: 90b4686685 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 彩明さん» ありがとうございます^-^ (2019年12月3日 15時) (レス) id: 33823a6051 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - ふぁいるさん» ありがとうございます^^* (2019年12月3日 15時) (レス) id: 33823a6051 (このIDを非表示/違反報告)
彩明(プロフ) - はぁぁぁぁ!好き!!! (2019年12月2日 23時) (レス) id: 7ac29e0a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミラ | 作成日時:2019年10月21日 18時