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ドーナツよりもこれからの成績を選んだ私は
出していなかった課題を手に
いくら寝ても眠い目を擦りながら
職員室へ向かった
はあ…めっちゃ眠い。
「わっ!!」
ドンっという強めの衝突音と一緒に
私の体は床へと落ちた
「痛い…」
独り言のように呟くと、
『あ、ごめん』
甘い、綺麗な声で 淡々と返事が返ってきた
誰だと思って上を見上げると
そこに居たのは
チョン・ジョングク
…くん。
「ジョングクくん…!!いや、あの、ごめんなさい。色々と。」
とりあえず視界がキラキラしすぎてヤバいんですが。
JK「…なんか、俺もごめん。前見てなかった。」
「今日、朝、保健室まで運んでくれたって聞いて、嬉しかった…です。ありがと…!」
私、ちゃっかり女の子。
JK「ああ!君、急にフラーってするから、俺びっくりしちゃった」
急に笑顔になるから、心臓が
どっくん…
どっくん…
ってなって、血が波打つのがわかる。
いつもの変態テンションじゃなくて、
なんか、本当に、
キラキラしてる人って、すごい…
「 本当にありがと…! 」
多分、今の私の顔は真っ赤に染まってる。
ジョングクくんは、そんな私の顔を見て
ちょっと照れ臭そうに、
ニコって笑って走っていった。
ヤバいヤバいヤバいヤバい…
もっと冷たい人なのかと思ってた。
ヤバい…可愛い…てか、イケメン…
はあ…職員室行かなきゃ。
って思ってたら
待って!!!!って声が聞こえて
振り向いたら
JK「 名前なんていうのーー!!! 」
きゅんっ、
「 Aだよー!、!!」
って私も叫んで、
2人でニコって目を合わせて
ジョングクくんが走っていくのを見届けて
私も背を向けた
今から部活なのかな?
サッカーのユニフォームを着たジョングクくんは
すっごくカッコよくて、
笑った時にもっと膨らむ涙袋とか
あの時は私だけのものだった低くて甘い声とか
私だけしか知らなきゃいいのに、って
そんなこと考えながら、
気付けば用事は全部終わってて
帰り道のこととか覚えてないくらい
一日中、ジョングクくんのことでいっぱい。
あー、ヤバい。
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るぬ(プロフ) - すずさん» わああほんとですか(><)続編の方もよろしくお願いします! (2018年2月8日 20時) (レス) id: ce56e991c9 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - るぬさん» サイコーのエンディングでした!!今までお疲れ様でした! これからも楽しみにしてます!! (2018年2月5日 4時) (レス) id: 243c6c39f4 (このIDを非表示/違反報告)
るぬ(プロフ) - かりんさん» ほんとですか〜〜!!嬉しいです!!続編の方もよろしくお願いします!! (2018年2月3日 2時) (レス) id: ce56e991c9 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - いやもうぐぅちゃん可愛すぎッッ 毎回キュンキュンしまくってます! (2018年2月3日 2時) (レス) id: 110edfab29 (このIDを非表示/違反報告)
るぬ(プロフ) - すずさん» すずさん、いつもありがとうございます…!!!力になってます!!! (2018年1月28日 12時) (レス) id: ce56e991c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:るぬ | 作成日時:2018年1月17日 19時