車 内 恋 愛【JK】

1 ページ3

．









「 ああああ！！！！！待って待って待って！！！ 」






ただいまの時刻、朝8時29分。


徹夜で終わらせた冬休みの課題を手に


眠い目を必死に開けて走る





今の私、相当ブサイク。









生活には困らないけど

かなり田舎なこの街。


また今日も、40分に一本の電車に駆け込む


…40分に一本って、ヤバくない？









家から駅まで歩いて10分

学校の最寄り駅までは電車で15分

駅から学校まで徒歩で3分

合計28分間ある登校時間。







9時15分までには学校に入らないといけないから


毎朝8時30分に発車する電車を逃すわけにはいかない。









「 はあ、はあ、、、」


わたしを乗せてすぐ発車した電車




いつもの席に座って


ふと右斜め前を見る









今日もいる、隣のクラスのジョングクくん




青いイヤホンで音楽を聴いてて


毎朝眠そうにしてて


下を向いた時のまつ毛がキレイで。





本当…可愛いなぁ。



毎朝、目の保養にさせて頂いてます。









いや、まあ、話したことはないんですけどね。



ただ、カッコよくて、可愛くて


抱きしめたいなぁ…って思うだけ…







私は別に、特別イケメンが好きとかじゃないけど


イケメンを見てテンション上がらない人って


いないと思うの。ね？？？






本当は電車で 苦手な英単語を覚えようと思って


毎日単語帳を持ち歩いてるんだけど


この単語帳が勉強するために開かれたことは


一回もない









そんなことを考えていたら


もう学校の最寄駅に着いた。






あーーーー、眠い、






課題に追われ一睡もしていなかった私は


閉じそうになる瞼を必死に開けて


なんとか電車を降りた









．

2→←登場人物

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す