番外編５No.2 ページ4
貴女「帰ったよー」
サボ「おお、お帰り」
エース「何買ってきたんだ？」
貴女「果物。これでデザート作ろっかなって」
ルフィ「デザート!?わーい!!」
貴女「あはは、山賊ん家言ってくる」
サボ・エース「おー」
───
─
私は布団に入って考える。
あの占い師の言ってた事…なんなんだろ…
占いを信じてる訳じゃないけどさ、気になるじゃん、やっぱ。
そうやって考えているも……やはり、睡魔には勝てなかった……。
.
.
？「…い…おい！」
？「………ちゃん！起きて!!」
貴女「んん……」
ﾊﾟﾁ
目を開けると、見知らぬ男女二人組。
体を起こすと、ある異変に気づく。
貴女「……え？」
私の体が、完全に大人の体になっているのだ。
ベレー帽は被ってる。鉄パイプと村雨蘭姫もあるし……服は、今とは結構違う。
貴女「……え？」
回りも見慣れないところ。どこかの部屋みたいだ。
貴女「……ここ、どこ…？」
？「何言ってるのAちゃん!!船だよ！船!!今から海軍の機密文書を奪いに行くんでしょ!?」
赤いキャスケット帽にオレンジ色の髪の女性が言う。
？「おいおい、言い方言い方……」
貴女「…え？え？」
いやいやいや、私はコルボ山の秘密基地で寝ていたはず…
？「おいおい大丈夫かァ？」
その男は金髪にシルクハット、そこにはサボと同じゴーグルをしていて、左目に傷がある。
服装もサボに似てる……
けど、180はありそうなその身長、
貴女「ええ………マジでここどこ？あんたら誰？」
？「えええェェェ!?忘れちゃったの!?Aちゃん！どっかに頭打った!?コアラだよーー!!」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
そのコアラというコは、私の肩を掴んでブンブンと揺らす。
？「うーん……記憶喪失か？急に？……とりあえず、おれはサボだ。自分の名前は分かるか？」
貴女「えっ!?サボ!?」
サボ「ん？おれは分かるのか？」
貴女「え、え？」
だってサボは……うん、たしかに顔も似てるけど……
私はとりあえず、ベッドから立ち上がる。…と。
その男の身長、180と10cmほどしか背は変わらない。
貴女「…ど、どーなって…？」
コアラ「大丈夫…？」
貴女「いや、全然。全く大丈夫じゃねェ」
記憶喪失ってこと？いやいやいや……まさか、ねェ…
サボ「とりあえず、自分が何者かを言ってみろ」
.
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作者名：シルネ | 作成日時：2018年6月30日 12時
